症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/10/09 (土)

冷え性

漢方的 冷え性タイプ
人によって冷えの起こる部分や原因が違うので、自分のタイプに合った治療や対処法を行うことでより改善が期待できます。
冷えと妊娠
冷えているからといって、妊娠しないということはありません。
ただ、冷え性だった方が冷えを改善することで、妊娠したというケースがたくさんあるのも事実です。

赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは栄養のある血をしっかりと身体に巡らせ、しっかりとしたよい卵を作り、ベットとなる子宮を居心地の良い状態にすること。

漢方では赤ちゃんは”綺麗な血液の集まり”と考えるため、綺麗な血液がたっぷり巡っている状態が、赤ちゃんがすくすく育つ環境と考えます。

液体は冷えると固まるように、体を流れる血も冷えるとドロドロとしてきます。この状態を漢方では「瘀血(おけつ)」と言います。
冷えがある方は血のめぐりが悪くなるため、栄養のある血が子宮に集まりにくくなるのです。


▼ 冷えと妊娠の関連性や、冷えの改善によって妊活がうまくいったり、貧血や生理痛に悩んでいた方の症状が改善した例もご紹介しています。
冷えとダイエット
冷え性の方は、実は痩せにくい体質になっている可能性が…。
ダイエット中の方にとっては放っておけないことだと思います。

▼ 漢方薬で冷え性も改善し、痩せやすく太りにくい体質を手に入れられた例をご紹介しています。
『冷え性』を根本から改善するには、漢方薬を
「夏は冷房で体が冷えきって厚着をしている」
「冬になると手足が氷のように冷たくなってスマホの操作も出来ない」
という症状を感じたことはありませんか?

『冷えは万病のもと』
もしかしたらあなたの身体の不調は、冷え性の改善によって良くなるかもしれません。

西洋医学では病気として捉えられず、自覚症状に対して対症療法を行うことの多い冷え性。
しかし漢方では、放っておくと様々な症状を引き起こすので治療を行うべき対象となります。

漢方薬の考え方に「未病」を治すというものがあります。
「病気になる前の状態」を治療するという、漢方特有の考え方です。
冷え性も放っておけば病気になってしまう未病の状態、治療するべき状態なのです。


漢方薬は、上述のように原因や症状によって使い分けることで様々なタイプの冷えに対応します。
なぜ冷えているのか、体の中でどういうことが起こっているのかを漢方的に紐解き、お一人お一人に最適な処方を選んでいきます。
また、冷え以外の症状も総合的に判断することで、冷え以外のお悩みも一緒に改善できるところも漢方の魅力です。

そして、そもそも体のバランスが乱れる原因は、心・食事・運動・休養・環境の乱れ。
漢方薬を飲むとともにこれらを見直していくことで、自分の良くなる力をより発揮できるようになり根本改善への大きな後押しとなります。

冷え性でお悩みの方は、ぜひ一度漢方みず堂にご相談くださいませ。
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