症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/11/17 (水)

感染・重症化予防の要は、普段の暮らし方にあり!

消毒、手洗い、うがい、マスクなどが感染予防対策として重要であることはもちろんですが、一般的に、感染症は免疫力が低下しているとかかりやすいといわれます。

免疫力とは、
細菌やウイルスが体の外側から入ってこようとしたときに侵入を防いだり、
入ってきたとしても、さらに内側で増殖したり体内に拡がることを防いだり、
さらには体内での増殖や拡がりが起こってからも、少しでも早く病原体を減らして体の外へ排出し、元の体へ回復させようとする、
この一連の働きのことです。

発熱や咳・鼻水・食欲低下などの感染した時に現れる症状は、この免疫が働く過程で起こるもので、体が病原体と闘って回復に向かおうとしているからこそ見られるものです。

 

またより広い意味では、感染症に限らずどのような病でも、この免疫力が適切に働くことが、予防・回復のために大切です。
「免疫力」というと、高すぎる(正しくは免疫システムが異常な働きをする)ことで起こる疾患もあるので、免疫が適切に働く力・自分で自分を治していく力=『自然治癒力』と言った方がよいでしょう。

感染症にかかりにくくする、かかっても治せるようにするには、自然治癒力を高める・維持することが大切です。

 

自然治癒力を養うことは、私たちの普段の暮らしと直結しています。
悩みやストレス・食事・運動・休息・環境が、過不足なく大きく乱れることなく、コントロールできているか。多少波はあっても、長期間続いていないかどうか。
ここが崩れていると、本来持っているはずの『自分を治す力』が発揮されにくくなってしまいます。
仕事で無理をしすぎて風邪をひき長引いてしまったり、その状況にもともとの食事の不摂生や運動不足などが重なると、回復までにも時間がかかったりすることはよく見られますし、思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この機会に、自分の持っている自然治癒力が発揮される暮らし方ができているのか、見直してみましょう。

【そもそも『自然治癒力』ってどういう働き?】
【明るく朗らかに『自然治癒力』を高める暮らし方~心~】
【明るく朗らかに『自然治癒力』を高める暮らし方~実践~】