症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2024/01/16 (火)

【陰陽バランス】

 
食材には様々な性質があり、その考え方のひとつに「陰陽論」が用いられます。

「マクロビオティック」という、「自然と調和しながら健康的に暮らすための考え方」において用いられている分類が代表的で、身体を[温める/冷やす]、[引き締める/緩める] などの性質によって、食材を「陰陽」に分類しています。


例えば、太陽に向かって育つバナナ、コーヒー豆などは、身体を冷やす性質を持つ「陰性」の食材。

一方で、土の中に育つにんじん、ごぼうなどは、身体を温める性質を持つ「陽性」の食材。

さらに、玄米や大根、りんごなどは、身体を冷やしも温めもしない性質「中庸」の食材です。
 
私たちの身体も、[暑い/寒い]、[熱がある/冷えている]、[硬い/柔らかい]、[張っている/緩んでいる] など、心身の状態がどちらかに偏っている状況があると思います。

その偏りを整えるように食材の性質を活用したり、また偏らないよう、陰陽の真ん中「中庸」の食材を中心に使ったり、逆に「極陽性」「極陰性」の食材は避けるようにします。
(身体はどちらかというと温かい状態を保った方がよいので、中庸~陽性の食材中心になるのがよいとされています。)


例えば、精製塩はNaClが99.9%も含まれ、キューっと血圧を上げる原因に。
天然の塩ならナトリウム以外のミネラルも含むため、適量であれば身体を温め、血圧を心配し過ぎることはありません。



ただし、あれもこれも制限しすぎるのは、かえって食事が楽しくなくなりますよね。

基本的には「一物全体」「身土不二」の考え方を土台に、「極陽性」「極陰性」の中でも化学的に合成されたもの、精製品や加工品はできるだけ控えることを意識しておくと、身体のバランスを保ちやすいように感じます。

せめて毎日使う調味料だけは質のよい天然のものを選ぶことで、食卓が美味しく健康的なものにグレードアップしますよ。
 
 
いろいろな考え方について触れてきましたが、
何より大切なことは、食べられることに感謝し、食を楽しむことかもしれませんね。

ぜひ楽しみながら、できる範囲で、日々の身体づくりにご活用くださいませ。
 
 
 
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