症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2023/11/14 (火)

【漢方ダイエット よくあるご質問 4】

Q.4 ずっと同じやり方を続けなければいけませんか?
A. 取り組まれているやり方にもよりますが、目標への進捗具合や季節、お客様の状態によって、その都度一番よい方法に調整しながら続けられる方がほとんどです。
 
まず10日間、しっかりした方法でやると良い理由
ダイエットを始められる方には、
(1)毎日の漢方薬
(2)昼夕のGI値をおさえるサポート飲料
(3)昼はしっかりお食事、朝夕は低カロリーで栄養豊富なスープ
をおすすめする場合が多いです。その際、間食やアルコールもお休みいただきます。

これはQ.1 の『食習慣を見直すメリット』の中で触れた、ダイエットの三つのポイントに即した方法。


最初の10日間にこの方法を実践することで、
・栄養の偏りなく胃が小さくなる
・血糖値の乱高下がなくなる

そのため、空腹感に伴う食べ過ぎや間食を防ぐことができ、食事のコントロールができるようになります。

その結果、10日間で体重が減り始め、10日目以降も自然と食生活が乱れることが減る方がほとんどです。


まずは10日間、決めた方法に取り組んでみる。
10日間できたら、次の10日間も続けてみる。
1ヶ月取り組んでみると、結果も出てきて楽しくなり、これなら続けられそう♪と自信になる。
そのような好循環を生み出します。


「やるぞ!」と決められた最初のお気持ちを大切に、なりたい未来へと弾みをつけてスタートできますよう、担当相談員が背中を押して応援させていただきます!
将来的には、ご自身の生活習慣に
最終的には、お客様ご自身で太りにくい食生活を送れるようになり、好きなお食事も楽しんでいただけることが目指すところ。

はじめはスープやGI値を下げる飲料などのご提案をさせていただきますが、お客様なりの良い方法を身につける過程でサポートするアイテムだと考えていただければと思います。


実際に、少しずつご自身でお食事を準備されるようになり、いつの間にか太りにくいお食事が習慣化する方がほとんど。もちろんその過程では、担当相談員がお客様に合わせて、お食事内容や食べ方のアドバイスもさせていただきます。

飲み会や旅行などで「ちょっと増えてしまった!」というときも、すぐに戻せば大丈夫。痩せられた成功体験があり、太りにくい食習慣が身についた方なら安心です。


漢方薬については、『ダイエットにおける漢方薬の魅力』の四番目に書いた通りです。


大切なのは、ダイエットするために生きるのではなく、元気に楽しく幸せであるために生きている、という感覚を忘れないこと。

はじめはダイエットしたい目的が第一にあると思いますが、目標や優先順位というのは、その時々で変わるもの。

その都度、なりたい自分の姿を思い浮かべながら、それに向けて良い方法を担当相談員と一緒に考えて取り組まれるとよいですよ。
目標達成が目前の方は、ぜひ相談員と、次の未来へのお話をしてみてはいかがでしょうか?
目標体重まで道のりが長い方は、メリハリがポイント
目標は大きく、10kg、15kg、20kg!しっかり体重を落としていきたい方は、お身体への負担を考えるとその分、ダイエットに取り組む期間も長くなります。

はじめは意気込んで取り組めていたものの、ずっと同じやり方を続ける、というのは、精神的にも身体的にも難しい場合もありますよね。


その場合は、メリハリをつけるのがポイント。
しっかり落としていく「攻める期間」と、ご褒美やイベントを楽しむ「緩める期間」のバランスをとれると長続きします。


例えば、大きな目標の途中段階に小さな目標を立てる方法。
いきなり15kg!を目指すのではなく、5kgずつ達成していくようなやり方です。

さらに、小さな目標を達成したい期間も設けるとより効果的。
次の健診までに…、友人の結婚式までに…、などと期間を区切ると、気持ちが持続しやすいですよ。


また、季節やご自身の生活環境、体調などによって、がんばっても痩せにくい時期と、そこまでがんばらなくても痩せやすい時期もあります。
それを目安に緩急をつけるのもポイント!
痩せやすいタイミング春、秋、生理後、睡眠を十分とれる、イベント事が少ない、心も身体も元気
痩せにくいタイミング夏、冬、生理中、睡眠不足が続く、飲み会が多い、疲労がたまっている、ストレス過多
 
誰しも、ずっと走り続けるのは不可能なこと。
どのように続けたらよいのか悩んだときは、遠慮なく担当相談員に胸の内をお話しくださいね。


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