症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/01/10 (月)

どうしても気持ちが乗らない時の漢方薬

季節のせいとはいえ、どうにかしたい。このままではつらい。
そのような場合は、漢方薬の力を借りるのもひとつです。

ここでは、代表的な漢方薬の一部をご紹介します。
ただし体質や症状の経過によって適切なものが変わりますので、専門家に相談してから服用してくださいね。
「お腹(中)から補い気を益す」という字のごとく、元気を養い、下へ落ち込んだ気を上げてくれる漢方薬です。
 
人参湯(にんじんとう)
こちらも、お腹の中から陽気を補ってくれる漢方薬。冷えによる腹痛や下痢あるいは便秘などがある場合に使われます。
 
鹿角は雄鹿の硬化した(丈夫に育った)角で、鹿茸はまだ角化していない生え始めの角(幼角)のこと。
どちらも似たような効能がありますが、鹿茸の方が効力が強いです。

生命エネルギーの源「腎」の陽気を補い、下半身の冷えやだるさ、無気力などがある方に使われます。