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「漢方で健康!」~更年期障害~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「更年期障害」2016/10/5放送分

牟田さん)おはようございます。「女心と秋の空」と言うことわざにもあるように、秋は天気が変わりやすい季節です。お出かけ前には天気予報の確認を忘れないようにしてくださいね。早速ですが、今日のテーマを教えてください。


千代樵)はい、今日のテーマは「更年期障害」です。これは、閉経前後、つまり「更年期」に起こる不定愁訴の総称のことで、症状としてはホットフラッシュや頭痛、イライラ、ほてりなどが挙げられます。


阿部さん)「不定愁訴」とは一体??


千代樵)一般に不定愁訴とは、多種多様な症状が出るものの、検査では異常が認められず、原因となる病気が見つからない状態を言います。このような原因が分からず客観的な症状の場合は、漢方が最も得意とするものなんですよ。 


牟田さん)それは頼もしいですね。ちなみに「更年期障害」が起こる一般的なメカニズムは、どのようなものですか?


千代樵)はい、更年期とは、女性の生涯のうち成熟期から老年期に移る期間のことで、この時期は卵巣機能が低下し女性ホルモンの分泌が減少します。するとその影響で体には様々な不調が現れるのです。


阿部さん)女性ホルモンは、生理など女性特有のものにしか影響しないのかと思っていましたがそうではないということですね!


千代樵)はい、実は自律神経のバランスを安定させる作用や骨を丈夫にし、コレステロールを下げる作用など、心や体の健康に不可欠な働きをしているんですよ。


牟田さん)その「更年期障害」について漢方ではどのような治療が考えられるのでしょうか?


千代樵)はい、漢方には「気・血・水」という考え方があり、体の中でこれらのバランスが崩れたときに体に不調が現れるとされています。「更年期」に現れる不定愁訴は、このうち「気」や「血」のバランスが乱れたことよって現れているため、漢方でこれらのバランスを整えて治療を進めていきます。


牟田さん)具体的にはどのような漢方を使用されるのですか?


千代樵)はい、症状として「イライラ」が強い方は「気の滞り」を改善していく漢方として「加味逍遥散」「女神散」などがお勧めです。また、ほてりが強い方には「六味地黄丸」、冷えが強い方には「当帰芍薬散」などがお勧めです。


牟田さん)症状によって、使用する漢方は細かく分かれているんですね~。


千代樵)そうですね。今ご紹介したのはごく一部です。タイプによっては多種類の漢方薬を組み合わせることも良くありますので、漢方専門相談員にご相談ください。


阿部さん)最後に漢方の服用以外で、お勧めの対策がありましたら、教えて下さい。


千代樵)はい、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同様の働きが期待できますので、普段の食事に納豆やお豆腐などを積極的に取り入れると良いですね。また、ホルモン系の働きを活発にするにはカルシウムや亜鉛などのミネラルが欠かせません。これらは甘いジュースやビールなど水分の取りすぎで体の外に排出されてしまうのでなるべく避けたほうがいいでしょう。


阿部さん)わかりました。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・阿部さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
300回を超える長寿番組です!ありがとうございます!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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