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「みず堂のなるほど漢方塾」~慢性疲労~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前11時45分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「胃腸病」2016/9/4放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生よろしくお願いします。


河端・福田)よろしくお願いします。


中嶋さん)今日は、色々な胃腸の病気についてお伺いします。


河端)漢方薬と言ってもたくさん種類がありますが、胃腸の薬が一番種類が多いと思います。それほど、様々な病気の根本的な原因は胃腸にある場合が多いということです。


福田)今日は大きく胃の病気と腸の病気の2つに分けてお話していきます。


中嶋さん)それではまず胃の病気と言うとどういった方が多いですか?


河端)特に夏は水分を多くとり、胃下垂になりやすい時期で、胃腸の消化の働きが弱くなりやすい時期でもあります。


中嶋さん)胃下垂だと消化能力が衰えるんですね。


福田)胃下垂だけなら問題ありませんが、胃もたれやすぐお腹いっぱいになって食べられないようであれば、胃の機能が低下しています。


河端)漢方薬では、胃を温め働きを促す高麗人参などが入った六君子湯や下がったものを持ち上げる働きがある補中益気湯などがあります。消化に良い食生活をすることと、腹筋を鍛えることも大切になってきます。


中嶋さん)なるほど。漢方と腹筋と食事ですね。他にも、ストレスで胃が痛いというのも良く聞きますよね。


福田)胃はストレスの影響を大変受けやすいです。逆流性食道炎や十二指腸潰瘍などは、まさにストレスによる胃の病気です。


河端)原因はストレスですから、胃だけ治しても、また繰り返します。ストレスに強くなることが根本的な解決ですよね。ストレス性の胃症状には半夏瀉心湯を良く使います。口内炎や腹中雷鳴と言ってゴロゴロお腹が鳴る人にぴったりの漢方薬です。


中嶋さん)根本的な体質改善ができるのが、漢方の魅力でしたね。腸の病気についてはいかがでしょうか。


河端)腸もストレスの影響を受けやすく、過敏性大腸炎や潰瘍性大腸炎はストレスが一つの原因だと言われています。


中嶋さん)胃腸はストレスが深く関係しているんですね。腸の漢方を教えてください。


福田)下痢便秘を繰り返す、腹痛が酷いという場合は柴芍六君子湯、ストレスがすぐお腹にくる場合は柴胡桂枝湯という漢方があります。


河端)どちらにも入っている柴胡という生薬はストレスに効果があります。柴胡が入る漢方は他にもたくさんありますので、とにかくご自分の症状体質に合ったものを飲むことが大切です。


中嶋さん)そうでしたね、特に胃腸の漢方薬は種類が多いとのことですので、一度じっくり自分に合った漢方薬を選んでもらうといいですね。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
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