漢方よもやま話

6月の旬の食材(2016)

カテゴリー:食養生
6月の食養生
6月に入ってくると気候的に湿度の高いジメジメした感じ…いわゆる「梅雨」の到来です。この時期になると食欲不振、胃もたれ、体が重だるい、手足のむくみ…また身体だけでなく、気分がのらない、やる気が出ないなどの心の面に影響が出る方も多くなる傾向があります。そんな時は発散作用のある薬味や、胃腸の機能を補うもの、利尿作用のある食材を取り入れてみましょう!
6月の旬の食材と薬膳解説

玉ねぎ:平性


新陳代謝を促し、神経を鎮める作用があることから疲労回復や不眠症によいとされています。コレステロールの増加を抑えて血液凝固を遅らせるので、動脈硬化予防にもお勧めです。


にんにく:温性


アリシンが多く含まれ、ビタミンB1と結合してアリチアミンに変化。吸収力が高まり、疲労回復や滋養強壮効果が持続します。アリシンが加熱されるとスコルジニンに変化し、血圧、コレステロールを下げるのに効果的です。


じゃがいも:平性


ビタミンCやB2、食物繊維の他に過剰な塩分を排出するカリウムが豊富。血圧の上昇を抑え、生活習慣病予防になるカリウムは不足すると夏バテの原因に。ビタミンCはでんぷんにガードされているので加熱処理で減少しないのが特徴です。


トマト:平性


βカロテン、ビタミンC・Eと、3大抗酸化ビタミンを含み、血液を健康にして動脈硬化や老化防止に役立ちます。赤い色素リコペンにはβカロチンの2倍、ビタミンEの100倍という強力な抗酸化作用があるとされています。


びわ:涼性


水を補う作用、気逆を治す作用があります。喉の乾燥、乾いた咳、しゃっくり、胃のむかつき、嘔吐、ゲップ等に用いると良い食材です。また、葉や果実、種など植物全体が古くから健康果実として利用されてきました。


 


※体を温める性質のものを「温性」、どちらでもないものを「平性」、体をやや冷やす性質のものを「涼性」と表記しています。


 


この記事は漢方みず堂暦2016年6月号に掲載されたものです。
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