漢方よもやま話

5月の旬の食材(2016)

カテゴリー:食養生
5月の食養生
新生活、新学期、慣れない環境の変化や季節の変わり目で、ストレスが溜まりやすい時期です。肝の働きが活発になることで、胃腸の働きが弱くなりやすいので、刺激物、肉や高脂肪の食材は控え、旬の野菜の甘みを取り入れましょう。野菜の甘みは消化器官を元気にしてくれます。
5月の旬の食材と薬膳解説

キャベツ:平性


胃の働きを助けるので、胃もたれ、ゲップ、胸のつかえ、胃痛に有効です。虚弱体質や疲れやすい人にもおすすめ。熱と湿を取り除くことから、お腹のはりや黄疸、また消化器系の潰瘍の予防にも効果的です。


三つ葉:涼性


気の巡りをよくし、食欲を促す作用があります。香味野菜には、気・血の巡りを良くする働きがあるので、肩こりや喉のつまり、眠気やため息、ストレスやイライラ感が強い人は積極的にとり入れましょう。


しょうが:温性


新陳代謝を高めて体を温めるので、お腹も温まり、胃の調子を整え、食欲を増進させます。発汗、利尿作用により、むくみが気になる人にもよいでしょう。


わかめ:寒性


体の熱を冷まし、余分な水分や痰を出し、腫れものを治します。有効成分のヨウ素は精神を安定させ、心身を元気にし、甲状腺ホルモンを作るので、甲状腺のトラブル、むくみなどの解消に効果的です。


やまのいも:平性


胃腸の機能を高め、慢性下痢、食欲不振に有効です。腎の機能を高め、頻尿、老化防止、疲労回復、滋養強壮など、元気がほしい人におすすめです。


※体を温める性質のものを「温性」、どちらでもないものを「平性」、体をやや冷やす性質のものを「涼性」、体を冷やす性質のものを「寒性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2016年5月号に掲載されたものです。
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