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「漢方で健康!」~自律神経失調症~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「自律神経失調症」2016/4/13放送分

牟田さん)みなさんおはようございます。4月も半ばに差し掛かり汗ばむ陽気も増えてきましたね!新生活には慣れましたか?ゆっくり自分のペースで頑張りましょう!早速ですが、今日のテーマを教えてください。


千代樵)今日は「自律神経失調症」についてお話しいたします。春になると頭痛やめまい、不眠や肩こりといった体の不調が重なり、病院で検査をしても原因がはっきりしない「自律神経失調症」という病で悩む方が増えます。


牟田さん)どうして「春」にその症状が増えるのでしょうか?


千代樵さん)はい、まず自律神経というのは気温などの環境の変化に対し体の状態を一定に保とうとする働きがあるのですが、春は一日の気温の変化が激しく、また新生活などで生活環境の変化が体に大きなストレスを与えます。なので、自律神経が乱れやすくなってしまいます。


阿部さん)それにしても頭痛や肩こりといった、いろんな症状が重なる「自律神経失調症」の改善は難しそうですね・・・。


千代樵)そうですね、でも原因がよく分からなくて、しかも多様な不調が重なって現れている症状の改善には、実は漢方がおすすめなんですよ!


阿部さん)そうなんですか?漢方では「自律神経失調症」をどのように考えるのでしょうか?


千代樵)はい、漢方医学の考え方には「気・血・水」というものがあります。そのバランスが崩れると体に不調が現れると考えます。特に「自律神経失調症」ではこの中の「気」や「血」などに問題が生じて、体のバランスが崩れているために、人によって様々な不調が現れていると考えていきます。


牟田さん)なるほど~。漢方でそれらを整えて、体全体のバランスを良くして体の不調を根本から改善していくというわけですね!


千代樵)そうですね。「自律神経失調症」の場合は、主に「気」や「血」の状態を整える漢方を用いて根本を改善し、先ほど言われた頭痛やめまいといった多様な症状を同時に和らげていきます。


阿部さん)その際に使われる代表的な漢方などはありますか?


千代樵)はい、漢方薬は基本的には症状やその方の体力によって使い分けますが、代表的なものといえば、比較的体力がある方には、柴胡加竜骨牡蛎湯や桃核承気湯、女神散などを使うことがあります。


牟田さん)高齢者の方など、比較的に体力が弱いと思われる方の場合はいかがですか?


千代樵)はい、香蘇散や加味帰脾湯、柴胡桂枝乾姜湯などを用いる事があります。


阿部さん)漢方にはたくさんの種類があるんですね!


千代樵)そうですね、ですがこれはほんの一例です。その方に最適な漢方を選ぶには、体質や症状の見極めが大変重要ですので、カウンセリングで一見病気の症状とは関係のないようなこともお尋ねしますが、これも漢方を選ぶために大切な事なんですよ。


阿部さん)そうなんですね!それでは最後に、「自律神経失調症」が起きやすいこの春に、普段の生活で気を付けるべきことがあれば教えてください。


千代樵)はい、新生活が始まったばかりの方も多いと思いますので、この時期はあまり無理をしないで、ストレスや疲れを 貯めないことが大切です。生活のリズムも守るようにすると良いと思います。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・阿部さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
300回を超える長寿番組です!ありがとうございます!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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