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「漢方で健康!」~風邪~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「風邪」2015/10/21放送分

牟田さん)おはようございます。10月も残りすくなくなってきました、冬の洋服や暖房器具の準備はお済みですか?本格的な冬を迎える前に、寒さ対策を済ませておきたいものですね。千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)今日のテーマは「風邪」です。空気も乾燥してきましたのでそろそろ流行が気になる季節ですよね。ちなみにお二人は「風邪かな」と思った時、どのような対処をされていますか?


戸塚さん)私は、風邪のひきはじめであれば早めに体を休めて、症状に合わせて熱があるときは市販の解熱剤を服用したり、のどが痛いときにはうがいをしたりします。


牟田さん)僕は、風邪といえば漢方の「葛根湯」に限りますね! 


千代樵)ありがとうございます。戸塚さんは西洋医学的なアプローチで、牟田さんは漢方的なアプローチ、ときれいに分かれましたね。       


戸塚さん)私が風邪の時に何気なく行っていた対処は西洋医学的だったんですね・・ということは、西洋医学と漢方では「風邪」に対する考え方が違うってことですか?


千代樵)はい。西洋医学では風邪をひいたら「つらい症状の緩和を目的とした対処療法」を行うのに対し、漢方では「まずは体を温めて治療を早める」ことを目的に治療を進めます。


牟田さん)体を温める漢方と言えば・・やっぱり「葛根湯」ですよね!! 


千代樵)そうですね、一般的にも「風邪には葛根湯」と思っていらっしゃる方が結構多いんですけど、実は必ずしもそうではなく、その方の体力や症状によっては別の漢方を服用した方がいいこともあるんですよ。


牟田さん)そうなんですねぇ、早とちりってやつですかね。


千代樵)でも、比較的に体力があり、風邪のひきはじめであれば葛根湯を用いることは効果が期待できますので、決して間違いではありませんよ!


戸塚さん)風邪の場合具体的に、どんな方にどんな漢方がおすすめなのかも、ぜひ知りたいです!!


千代樵)そうですね、例えば体力がある方で38度以上の高熱がでて、強い筋肉痛や激しい悪寒など比較的強い風邪の場合には「麻黄湯」という葛根湯よりもさらに強い発汗を促す漢方を用いることがあります。


牟田さん)体力が比較的少ない年配の方にはどのような漢方がいいのでしょうか?


千代樵)はい、年配の方で、寒気があって顔色が青白く、熱は出ないか微熱程度で喉からくる風邪の場合には「麻黄附子細辛湯」という漢方薬を用いますし、咳がひどい場合は、喉を潤して咳を和らげる「麦門冬湯」もお勧めです。


牟田さん)体力や症状を的確に判断することが重要ですね。カウンセリングではその辺りはしっかり見極めて下さるんですよね?


千代樵)もちろんです。また、風邪というのはかかっている時期で症状がどんどん変わっていきます。したがって風邪にかかった場合、同じ漢方をずっと使い続けるより、症状に応じて次々とかえていく方が効果が期待できる場合もありますので、その辺りも含めてプロにお任せいただければと思います。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
まもなく300回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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