漢方よもやま話

7月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
7月の食養生
高温多湿な7月は、消化機能が低下し心身ともに疲れ、だるさが気になる時期です。この時期の食材は、余分な水分を取り除いたり消化機能を整える働きのあるものがおすすめです。
7月の旬の食材と薬膳解説

ゴーヤ:寒性


ビタミンCが豊富に含まれているゴーヤは夏野菜の代表です。苦味成分のモモルデシン、チャランチン、コロコリン酸には、健胃、血糖値の低下、コレステロール値の低下、などの作用があります。肌をきれいにし、夏バテ対策にも有効です。高血圧に有効なカリウムも含んでいます。


きゅうり:涼性


きゅうりにはカリウムが比較的豊富に含まれており、利尿作用で余分な水分を排出させ、むくみなどには効果的です。またきゅうりはほてった身体を冷まします。


とうがらし:熱性


とうがらしの旬は夏から秋にかけて。辛み成分のカプサイシンが体脂肪の分解を促進し、血行を良くして新陳代謝を高めます。胃腸の働きを活発にして食欲を増進します。またβカロチンやビタミンEを多く含み、それらの抗酸化作用によって動脈硬化などの生活習慣病の予防も期待できます。


うなぎ:平性


うなぎはビタミンの宝庫で、ビタミンA、ビタミンEなどを豊富に含みます。脂質としては血液をサラサラにすると言われるイコサペント酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含みます。他にビタミンB1、B2、D、カルシウム、鉄分を含み、栄養価の優れた食品で夏バテ予防にはうってつけです。


桃:温性


桃は中国では「仙人の果物」であり、長寿の象徴とされています。実際に脂肪細胞の代謝を活発にし、糖尿病を予防する効果が期待されています。また桃には血液中のコレステロール値を下げ、肌の老化を防ぎ、身体を冷やさず血行を良くすることが知られています。夏バテ解消にもお勧めです。


※体をとても温める性質のものを「熱性」、体を温める性質のものを「温性」、体をやや冷ます性質のものを「涼性」、体を冷ます性質のものを「寒性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年7月号に掲載されたものです。
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