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「漢方で健康!」~自律神経失調症~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「自律神経失調症」2015/3/18放送分

牟田さん)おはようございます。3月も半ばを過ぎました。さて春と言えば桜。今年の桜の開花予想は平年並みとのことで、順調にゆけば来週はもう桜を見ることが出来そうです。楽しみですね。


諸岡さん)早速ですが、本日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今日のテーマは「自律神経失調症」です。春は気温の変化から体がバランスを崩しやすく「自律神経失調症」にもなりやすい時期です。 


牟田さん) 「自律神経失調症」という言葉はよく聞きますが、具体的にはどのような症状がでるのでしょうか?


千代樵)動悸を感じたり、めまい、発汗、息苦しさ、下痢、頭痛など様々な体の不調の事です。現れる症状は人によって様々で、症状を自覚しているのに、病院で検査してもこれといった原因が見つからない場合「自律神経失調症」が疑われます。


諸岡さん)そもそも「自律神経」とはどういったものなんでしょうか?


千代樵)「自律神経」には、活動している時に働く「交感神経」と休んでいる時やリラックスの時に働く「副交感神経」の2つがあり、通常であればこれがバランスよく働きますが、このバランスが崩れると体に不調が現れてしまうんです。  


牟田さん)バランスが崩れるきっかけにはどのようなものがあるのでしょうか?


千代樵)はい。ストレスや緊張した状態が長く続くと、活動している時に働く「交感神経」がずっと働くことになって、リラックスの時に働く「副交感神経」に上手く切り替わらなくなり、体に不調が現れてしまうんです。春は気温の変化が大きく、身体がついていかなくなって自律神経を崩しやすくなってしまうんですね。


諸岡さん)現代社会はストレスの原因で溢れていますし、厄介な病ですね。漢方ではどのようなアプローチが考えられますか?


千代樵)はい。実はこの多様な症状が現れる自律神経失調症の治療は、漢方の得意分野のひとつなんです。


牟田さん)それは頼もしいですね! 


千代樵)はい。漢方の考え方には「気・血・水」という考え方がありますが、自律神経失調症では気や血などに問題が生じた状態だと考えられます。そのため、その人の体質や症状などを考えながら、気や血の状態を整える漢方薬を使って、症状を緩和してゆきます。


諸岡さん)具体的にはどのような漢方があるのでしょうか?


千代樵)はい。漢方は体質に合わせて処方します。分かりやすく言うと、筋肉質でがっしりしていて体力がある「実証」タイプの方には、柴胡加竜骨牡蛎湯・大承気湯・女神散などをお勧めしますし、反対に、細くて華奢な体力がない「虚証」の方には、香蘇散や加味帰脾湯・抑肝散加陳皮半夏などをお勧めしています。飲むと気の流れが良くなって何かと「ホッと」するという方が多いですね。また子供の夜泣きや疳の虫も、同じような状態の場合もあります。子供用の漢方薬いろいろありますので気になる方はご相談下さい。


諸岡さん)体質によって漢方を使い分けるということで、「自律神経失調症」にもカウンセリングが重要になりそうですね!


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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