漢方よもやま話

11月の旬の食材

カテゴリー:食養生
11月の食養生
11月は暦の上では『初冬』乾燥や寒さも度合いを増してくるので、寒さに弱い腎(膀胱)に影響が出てきます。漢方でいう腎は生命エネルギーを貯蔵する所なので、ここが弱ると加齢現象が顕著に出てきます。食養生としては、根菜類や生姜など体を温める食材を積極的に摂りましょう。
11月の旬の食材と薬膳解説

人参:温性


βカロテン(ビタミンA)が豊富な人参は、皮膚や粘膜を正常に保ち、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ効能が期待できます。


なめこ:寒性


天然物は今が旬です。なめこ独特のこの「ぬめり」はオクラの「ぬめり」と同じムチンという成分で、疲労回復効果があり胃腸の調子を整える効果が期待できます。


蕪:温性


春旬と秋旬が楽しめる食材です。この時期のかぶは甘味が増すのが特徴で、昔から胃を温め、冷えからくる腹痛を和らげるといわれております。成長が早く育てるのが簡単なので家庭菜園での栽培もオススメです。


のり:平性


ビタミンやミネラル、食物繊維がなど様々な栄養素が詰まっている食材なので『海の野菜』と呼ばれています。スーパーでは、年中出回ってはおりますが、この時期の海苔は摘み始めの新海苔でやわらかく、香りが高いのが特徴です。


太刀魚:温性


海産物としては珍しく、オレイン酸が豊富で他にもビタミンB1やB2、Dそして亜鉛や銅などのミネラルが含まれており、疲労回復や味覚障害や骨粗鬆症など幅広い効用が期待できます。


※体を温める性質のものを「温性」、体を冷ます性質のものを「寒性」、どちらでもないものを「平性」と表記しています。


 


この記事は漢方みず堂暦2014年11月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発行し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。