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「漢方で健康!」~風邪~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「風邪」2014/10/22放送分

牟田さん)おはようございます。10月も後半になりました。これから年末にかけて、バルーンフェスタや唐津くんちなど、佐賀を代表する楽しいイベントが盛りだくさんですね!何かと忙しくなる年末ですが、たまにはイベントに出かけて、心と体をリフレッシュさせたいものです。


諸岡さん)早速ですが、本日のテーマは何でしょうか? 


千代樵)はい、今回のテーマは「風邪」です。空気が乾燥し、寒くなってくると「風邪」をひかれる方が増えますよね。


牟田さん)そうですね。くしゃみが止まらなくなったり、喉が痛くなったり、熱が出たり、風邪にはいろんな症状がありますね。 


千代樵)そうですね。風邪とは単にひとつの病気ではなく、主にウィルス感染による、のどや気管支などに炎症がおこるものをまとめたものなので、いろいろな症状がでてきますね。


牟田さん)「風邪」はありふれたものですし、市販されている風邪薬を購入して自分で対処される方も多いのではないですか?


千代樵)そうですね。市販薬の多くは解熱剤や鎮咳剤などが配合されたものが多いので、熱が高ければ解熱剤を、咳が出る場合は鎮咳剤を用いるというように風邪の「症状」に対処するものになっています。ですから、根本から治療を試みるものではありません。


諸岡さん)そうなんですね。では、漢方では「風邪」にどのようなアプローチをしていくのですか?


千代樵)はい。漢方では、「自己治癒力をサポートして治療を早める」ことを目的として改善を試みます。


諸岡さん)根本から改善を目指すわけですね。


千代樵)はい。ただし使用する漢方薬は、その方の病気に対する抵抗力や、ひきはじめか、治りかけかという風邪の時期によっても変わります。


牟田さん)カウンセリングによる漢方の使用がカギを握りそうですね。 


千代樵)そうですね。例えば、比較的体力のある方で、風邪のひきはじめの場合は、体を温めて発汗を促すといわれる「葛根湯」がよく用いられます。これは体を温める代表的な漢方で、首の後ろや背中が凝っていて、汗がほとんど出ないという方にお勧めです。


牟田さん)風邪をこじらせると激しい悪寒や、筋肉痛を感じるような時もありますが、そのような時はいかがですか?


千代樵)そうですね、そのような時は、葛根湯よりもさらに強力に発汗を促すとされる「麻黄湯」を用います。節々の痛みもポイントになりますね。また、汗がジトッとでる比較的、軽い風邪には「桂枝湯」なども使用されます。


諸岡さん)風邪で、喉にチクチクと痛みがあるときは、いかがでしょうか? 


千代樵)そういった時には「麻黄附子細辛湯」や、咳がひどい時は「麦門冬湯」、痰の多い咳がでて不眠に悩む方には「竹じょ温胆湯」などが使われます。


諸岡さん)症状やその方の体質によって使用するものは細かく分かれるんですね。風邪の予防の為に普段から何かできることはありますか?


千代樵)そうですね、風邪の予防には体を温める食事がおすすめです。にんにく、しょうが、長ネギ、にら、とうがらしなど血の巡りを良くして体を温める食材を意識してとるといいと思います。


諸岡さん)わかりました。これからどんどん寒くなりますし、体があたたまる料理はおいしくいただけるので、続けられそうですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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