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「漢方で健康!」~めまい~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「めまい」2014/9/17放送分

牟田さん)おはようございます!9月も半ばを過ぎました。秋はなんといっても食べ物がおいしい季節ですね、秋の食欲は冬に備えて栄養を蓄えるためともいわれます。栄養をつけて風邪に負けない体をめざしましょう。


諸岡さん)早速ですが千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今回は「めまい」をテーマに取り上げたいと思います。        


諸岡さん)今年の5月に「動悸・めまい」というテーマでお話しをしていただき、女性の場合は原因の一つに更年期障害によるホルモンバランスの乱れがあるということでしたよね?


千代樵)そうですね。しかし原因はそれだけではないので、今回はその他の原因と改善についてお話ししたいと思います。


牟田さん)まず「めまい」とはどんな症状なのかおさらいしていただけますか??


千代樵)はい。めまいには2種類あります。一つは「浮動性めまい」といって、自分自身や周囲のものが「フワフワと揺れる感じ」がするもので、もう一つは「回転性めまい」といい、自分自身や周囲のものが「グルグル回る」感じがして、まっすぐに立ったり歩いたりすることが困難になるものです。


諸岡さん)「めまい」が起こるとき、体はどのような状態なんでしょうか??


千代樵)はい。西洋学的な考え方では平行感覚をつかさどる身体のシステムに障害があると考えますが、漢方では「水分の代謝」や「血液の循環」に障害があると考えます。最近多いのは「水分の代謝」が悪いことによる「めまい」です。特に現代人は水を過剰摂取する傾向があり、リンパ液や唾液、汗など血液以外の水分が身体のところどころに溜まってしまい身体の水分バランスが崩れてしまうんです。


牟田さん)水分代謝が悪くて引き起こるめまいの場合、どのような改善方法があるのでしょうか? 


千代樵)よく使用されるのは、体内の水分を調整する「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬です。漢方をうまく使いながら、体調の良い時には適度な運動や入浴をして、余分な水分を排出することが大切です。アルコールの摂りすぎにも注意が必要です。


諸岡さん)血液の循環に障害があっておこるめまいの場合は??


千代樵)その場合は血のめぐりを改善する漢方薬を使います。代表的なものとして「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」というものがあります。また普段の生活では、鉄分の多い食事や身体を温める食事をとるように心掛けることが大切ですね。


牟田さん)立ちあがったときに目の前が暗くなる立ちくらみを感じる人も多いようですが、これもめまいと考えていいのでしょうか? 


千代樵)はい、立ちくらみもめまいの一種と考えられます。立ちくらみは疲労からくることもあるようですので、生活のリズムを整え、疲れを溜めすぎないように早目に休養をとるように心掛けてください。


諸岡さん)月経の周期によってめまいを感じることもあると聞いたことがありますがこの場合はどのような対処が考えられますか?


千代樵)そうですね。漢方で月経の不順を改善していくと一緒に改善されていく場合もありますが、月経中や月経の直前は無理をしないことが一番です。


諸岡さん)めまいには様々なタイプがあるんですね。まずは、ご自分のめまいがどんなタイプなのかを知ることが改善への第一歩かもしれませんね。 


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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