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「漢方で健康!」~夏バテ~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「夏バテ」2014/8/20放送分

牟田さん)子どもたちは、新学期へ向けてそろそろ生活リズムを整えた方がよいころですね。大人のみなさんは引き続き暑さにまけず秋まで元気に乗り切りましょう!


諸岡さん)早速ですが千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい。今回は「夏バテ」がテーマです。8月も終わりにさしかかったこの時期「夏バテ」という言葉はよく耳にすると思いますが、具体的にどんな症状があるのかご存知ですか?牟田さんいかがですか?


牟田さん)そうですね。やっぱり「体のだるさ」や「食欲がない」症状は「夏バテ」なんじゃないですか?


千代樵)そうですね。他には、「疲れやすい」「眠れない」「頭が痛い」「肩がこる」といった症状があります。諸岡さんこれらの症状は何かに似てませんか?


諸岡さん)確か・・以前この番組でも取り上げた「自律神経失調症」の時にもこういった症状がありましたよね?


千代樵)諸岡さん大正解です。そうなんです、実は「夏バテ」は自律神経失調症の一つと考えられているんです。


牟田さん)ではその原因はなんですか?


千代樵) 「夏バテ」の最大の原因は、屋外と室内の温度差にあると言われています。冷房の効いた室内と蒸し暑い屋外を出たり入ったりすると、自律神経が体温調整をうまくコントロールすることが出来なくなります。そうすると外に出すはずの水分が体に溜まって水毒という状態になり、これが様々な体の不調を引きおこすと考えられます。


牟田さん)なるほど。ただ単に「暑さ」に体力を奪われているのではなく、冷房と屋外の温度差が原因だったんですね。では、「夏バテ」の症状をよくするために勧めの漢方はありますか?


千代樵)はい。代表的なものとして、夏の暑さで体力が低下して、食欲不振や貧血の症状がある方には「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や清暑益気湯という漢方薬が良く使われます。これは消化器系の低下や体力の低下を改善する効果が期待されます。また、全身に倦怠感があり、手足が冷えやすい人には六君子湯(りっくんしとう)もお勧めです。


諸岡さん)普段の生活の中で注意することはありますか?


千代樵)「夏バテ」の改善をめざすのであれば「冷たい飲み物」は禁物です。飲み物は温かいものか、常温のものにしましょう。また、半身浴で気と水の巡りをよくすると、体内の熱が逃げるのでおすすめです。


牟田さん)ということは、食事も、冷たいモノは控えた方がいいですよね?暑い時は食欲無くなって、冷たいモノしか食べたくないと思っちゃうんですよね~。


千代樵)そうですね。冷たいそうめんやそばばかり食べていると、体も冷えますし、栄養も偏ってしまいますので、食べ過ぎはおすすめできませんが、食べるときは、薬味をうまく使ってたべるといいですね。


牟田さん)薬味ですか。例えばどんなものがいいんですか??


千代樵)はい。ショウガは少量でも体を温めて血液の循環を良くしてくれますし、梅干しなどは疲労回復が期待できますから一緒に食べるといいですね。また、食欲がない時は、スパイスの力を借りるというのも一つの手です。夏でもカレーはおいしくいただけますよね?


諸岡さん)そうですね。暑い夏も工夫して3食きちんとたべることが大事なんですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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