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「漢方で健康!」~汗かき~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「汗かき」2014/6/18放送分

牟田さん)おはようございます!6月も半ばを過ぎました。これからやって来る本格的な暑さにむけて、体調を整えていきましょう!


諸岡さん)早速ですが、千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、今回は「汗かき」がテーマです。暑いから汗をかくのは当然と思いがちですが、季節を問わず汗に悩む方がいらっしゃいます。


諸岡さん)暑さ以外にも、緊張したり、辛い物を食べた時などに汗が出ますよね?


千代樵)はい、暑さによる温熱性発汗、緊張やストレスによる精神性発汗、辛い食べ物による味覚性発汗の3つのタイプの汗がありますが、大量に出ると困ってしまいますよね。


牟田さん)こまりますね。大量に汗が出る場合、体はどんな状態なんでしょうか?漢方での考え方を教えてください。


千代樵)はい、例えば日中に少し動いただけなのにたくさんの汗をかいてしまう場合は、体が汗の量を調節出来ていません。つまり、体を動かしたり守ったりするエネルギーである「気」が不足している「気虚」の状態だと考えられます。


牟田さん)「気」の問題だったんですね。


千代樵)はい、この場合、疲労感や倦怠感を伴います。そういった症状がある方には「気」を補う「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」などの漢方を処方して症状を和やらげます。


諸岡さん)お年寄りの方で、寝ている間に大量に汗をかき、何度も目が覚めるという方がいらっしゃいますが、それも「気」が足りていない状態ですか?


千代樵)いえ、漢方では寝ている間の汗と日中の汗は別の物とします。寝ている間に汗をかくというのは、体を潤して熱を冷ます「陰」が不足している状態と考えられるので、体に潤いを与える漢方である「炙甘草湯(しゃかんぞうとう)」などで改善を試みます。


諸岡さん)一言に汗といっても漢方薬は様々ですね。


千代樵)はい、漢方ではその方の体の状態を知る事が大変重要です。ただの「汗」だけではなくて、身体からの何かのサインとして考えないといけません。そこをちゃんと分かってあげる事が大切なんですね。


諸岡さん)日常生活で気を付ける事はありますか?


千代樵)冷房で冷え切った室内に長時間いると自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると汗の調整が下手になりますので注意が必要です。汗をかくという事は体温調節では非常に重要ですので、もし仕事で身体が冷えた時は、お風呂に入ってゆっくりと身体を温めるように心がけて下さい。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・諸岡彩さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
実は200回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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