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「祖父から祖母へのラブレター~余命があとわずかであることを知らされていた~」

カテゴリー:心の栄養
心身一如
心と体は一つという漢方の考えがあります。
体が元気に美しくなるには、心の美しさも必要です。
皆様に本当の意味で元気に美しくなっていただきたいと願い
「心の栄養」になるお話をお送りいたします。
「祖父から祖母へのラブレター~余命があとわずかであることを知らされていた~」

脳梗塞で入退院を繰り返していた祖父。


私たち家族は以前からの本人の希望通り、医師から余命があとわずかであることを知らされていたが、祖父には告知しないでいた。


 


「元気になって、またみんなで楽しく暮らそうね」


 


祖父を見舞った際の合い言葉のようでもあった。


 


祖父の1周忌が過ぎた頃、父が祖母に1通の手紙を手渡した。祖母の心の落ち着きを待ってのことだった。


衰弱し、震える手で書かれた文字は書道で師範格であった祖父が書いたとは思えない程弱々しかったが、文面から感じられる優しさ、慈しみが祖父のそれであった。


 


「おばあちゃん元気


ともに過ごした時間は永いようで短い50年でしたね


また機会があればいっしょに暮らしたいものです」


 


 


祖父が書いた最初で最後のラブレターである。


 


 


出典¨KoKoRo堂


この文章は漢方みず堂暦2014年6月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発行し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。
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