河端孝幸の読む漢方

いい会社と良い会社

伊那食品工業(株)塚越会長を訪問

先日伊那食品工業(株)に視察のために行ってまいりました。
80歳になる塚越会長の話をお聞きするために、佐賀の色々な業種の社長様方にご同行させていただきました。
48年連続増収増益。年輪経営として有名な塚越会長で、かの有名なトヨタ、パナソニックの役員の方たちも面会に訪れるくらい有名な方です。
本もたくさん出されていて、お読みになった方も多いのではないかと思います。

伊那食品工業(株)の社是

伊那食品工業(株)の社是をご紹介します。

「いい会社をつくりましょう」~たくましく そして やさしく~

いい会社と良い会社は違う。社員を大切にし、社員のモチベーションを上げ、優しくなり、人間的に成長する事が大切。
もっと根底にあるのは、何のために会社は存在するのかという事。
利益は手段であり目的ではない。みんながハッピーになるのが会社の目的。
How to be であり、How toではない。つまりは、どう生きるか、どうあるべきかが大切で、手段方法という事ではない。
さらには、かっこいい事が大切とも話されました。

面会中のアクシデントに垣間見た真の姿

話されている最中に外で芝を刈る音がして、窓から「オーイうるさいぞ!」と一喝。
しかし声が届かなかったのか、まだ芝を刈る機械音は続きました。すると会長は部屋を出て行き、何やら社員の方に指示されました。
社員の方がバタバタと、外に向かって行き、ピーンとした緊張感が走っているのを部屋の中にいても感じました。それからぱたりと機械音が止みました。
ちょっとしたことでも気にかけ、些細な事でも許さない一番のおもてなしをする心意気。そんなことを垣間見させてもらった気がしました。
ちょっとしたことにすごくこだわり、修正していく。そのちょっとした事に気付くか気付かないかが人間としての差なのだろうと感じました。
まさに微差が大差。

全ては感謝からはじまり、感謝で終わる

ちょっとしたアクシデントでしたが、会長の真の姿をまざまざと見せつけられその様な事を感じた、大変有意義な時間でした。
あらゆるものは、その優雅さの水面下ではもがいているものです。
もがくからこそ新たな発見があり、成長へと、お客様のお役にたてる自分へとなり、愛情あふれ、美しい人間への道を進むことができると思うのです。
終わりのない世界。もがき続ける世界。もがく事を楽しむ。
そのためには利他されている自分自身に気づき、感謝の念を持つこと。すべての人たちが笑顔でいられますように。
全ては感謝からはじまり、感謝で終わる。その様な自分を作っていきたいものです。