症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/12/09 (金)

漢方を始めて1ヶ月で、精子の運動率が大幅に上昇!

「不妊のことで相談したい」
ある日、若い男性の方が疲れた様子で相談に来られました。

去年からタイミング法を行っているものの、なかなか子宝に恵まれないとのこと。
さらに、人工授精1回目の時に精液検査を行ったところ、濃度、運動率ともに低い状態とのことでした。

働き盛りの30歳。とはいえ残業が多く、お身体が疲れ切っているようでした。
―男性も女性も妊娠するには『腎』の力が大事―
気になる体質面は、
肩・背中がこる、疲れやすい(夕方も朝もだるい)、寒がり、体・足が重い、むくみやすい、花粉症、お小水3~4回/日、水分2~3L/日、時折下半身に痛みが生じる。


元気な精子が作られるには、『腎』が元気であることが大事。
『腎』は精気を貯蔵するところ、つまり生殖と成長発育に関連しています。

この方の場合、
・足が重いこと
・夕方にだるくなりやすいこと
・むくみやすいこと
・下半身に痛みが生じること
など、『腎』に元気がないサインが見受けられました。

日々多忙なため『腎』の精気が不足し、精子がしっかりと作られない状態ができているのではないか。
そこで、『腎』を補う漢方薬など3種類の漢方をお使いいただきました。


飲み始めて1週間後。
まずは気になっていた肩こりが改善されたとの良い変化が。

さらに1ヶ月後。
運動率が25%から50%へ大幅に改善!

この数字であれば自然妊娠も可能な範囲であると、医師に言われたそうです。


その後、奥様が急遽ご来店。
旦那様が良くなっている状態を間近で見られ、「私にもできることを」と思い来て下さったようです。
ご夫婦お二人で漢方薬を飲んでいただく事になりました。

奥様は、飲み始めて1カ月後には、疲れやすさや立ちくらみが減っていたとのこと。
漢方を飲むことに加え、ご自身でストレスとの向き合い方を見つめ直し、疲れすぎてしまわないよう実践されていたそうです。
きっとその努力も、お身体にいい影響を与えていたのでしょう。


そして4カ月後には体外受精を行い、1回目で着床、心拍確認ができたと嬉しいご報告がありました!
 
―いつまでも元気で過ごせますように…漢方のお守りを―
その後ご来店の際、
「すごく体調が良くなったので、これからも漢方は続けていきたい」とのこと。
身体のだるさや疲れが減り、以前よりもずっと元気になったとお喜びいただきました。


待望のお子様を授かられ、これからはパパとして担う役割も大きくなります。
ご家族でいつまでも元気に過ごせますように。
引き続きご夫婦お二人のご健康をサポートさせていただき、安心して赤ちゃんを迎えられるよう、応援させていただきます。