症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/09/20 (火)

AMH(抗ミュラー管ホルモン)値が低くても、漢方と生活改善で無事妊娠。さらにお二人目は自然妊娠!

「漢方薬で少しでも卵の質をよくできないでしょうか?」
ふんわりとした柔らかさの中に、緊張も持ち合わせたような雰囲気の30代女性。

詳しくお話をお伺いしたところ、これまでの経過やお辛い気持ちを丁寧にお話しくださいました。
―卵巣年齢 45歳以上―
もともと軽度の子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮腺筋症があり、生理痛はいつも激痛でしたが、幸い妊娠には影響はないだろうと言われていたとのこと。

しかし、なかなかお子様を授かれないので、念のためAMH(抗ミュラー管ホルモン)を測定してもらうことに。

その結果は0.6未満。

ドクターから、
「卵巣年齢が45歳以上。」
「すぐに体外受精をしたほうが良いですよ。」
と告げられ、とてもショックを受けていらっしゃいました。


体質を詳しくお伺いすると、明らかな瘀血(おけつ)体質。
運動不足とコンビニ食や甘いものの食べ過ぎで、下腹部の血の質も流れも悪くなっている状態でした。

一方、生理周期は27日前後で基礎体温も二相に分かれており、こちらは問題ない様子。


この女性の場合は、きっと瘀血が邪魔しているだけで、お子様を自然に授かる力は十分あるのではないかと感じました。


AMHはあくまで卵子の残数の目安として使用されていますが、直接数を数えている訳ではありません。
おそらく体質改善していけばAMH値は変化していくのではないかと思っていますが、病院では通常1回しか検査しないようです。
―漢方と生活改善で、無事着床へ―
採卵まで約1カ月。
「できることはやりたい!」
と強い気持ちをお持ちでしたので、瘀血を除く漢方薬と補腎薬など3種類をお出ししました。
さらに瘀血の原因となっていたお食事もしっかり整えて、運動も習慣に。

すると1カ月後。
足先が温まり、肩こり・頭痛が軽減、眠りが深くなったと良い変化が…。
採卵結果もとても良く、ドクターも驚かれていたようです。

その後3カ月間は、内膜症の治療と漢方での体質改善を継続。

最初の移植で無事、着床に至りました。
―妊娠後も漢方継続で、お二人目は自然妊娠!―
その後は、妊娠中のトラブル予防に使用できる漢方へ変更。

途中、出血や入院、逆流性食道炎、血糖値の上昇などありましたが、その都度状態に合わせた漢方をお飲みいただき、強めのつわりには酵素、血糖値上昇には食事療法を併せてご提案。

どれも初めてのことでご不安も大きかったと思いますが、こまめに連絡をとりながら一緒に乗り越え、無事元気な赤ちゃんをご出産されました。


産後も、悪露排出を助ける漢方、母乳がしっかり出る漢方、産後太りに良い漢方などを都度使用しながら、母子ともに元気にお過ごしに。

そしてなんと出産11カ月後、今度は自然妊娠が判明!
思ってもみなかったことで、お客様ご夫婦も私も驚きと喜びでいっぱいでした。

その後も養生のために漢方を継続され、無事第二子をご出産。
産後の回復も、ドクターが驚くほど早かったそうです。



初めての子育てをしながらの出産も、とても大変だったと思います。
そして、これからは二人のお子様の育児の始まり!
エールの気持ちも込めて、しっかり気血を補い母乳の出も良くしてくれる漢方をご実家へお送りしました。

これからも大切なご家族とともに、お元気で美しくありますように。