更新日:2019/12/20 (金)
【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは ~西洋医学的な視点から~】
排卵障害の主な原因の一つ。
通常の排卵は、元々卵巣にある原始卵胞が、ホルモンの刺激を受けて成熟卵胞へ育ち、20mm程で卵巣から飛び出します。
PCOSは、スムーズに成熟卵胞へと育たず、排卵に至らないままの小さな卵胞が沢山蓄積された状態です。
卵巣の超音波検査をすると、10mmほどの小さな卵胞がネックレスのように連なっている画像(ネックレスサイン)が見られます。
排卵がうまくできないために、生理周期が延びたり、不妊の原因にもなります。
通常の排卵は、元々卵巣にある原始卵胞が、ホルモンの刺激を受けて成熟卵胞へ育ち、20mm程で卵巣から飛び出します。
PCOSは、スムーズに成熟卵胞へと育たず、排卵に至らないままの小さな卵胞が沢山蓄積された状態です。
卵巣の超音波検査をすると、10mmほどの小さな卵胞がネックレスのように連なっている画像(ネックレスサイン)が見られます。
排卵がうまくできないために、生理周期が延びたり、不妊の原因にもなります。
要因
PCOSの原因は、はっきり分かっていませんが、脳下垂体や卵巣内のホルモンバランスの崩れと考えられています。
検査データに現れるところでは、以下のいずれかに該当するようです。
□ 脳下垂体ホルモンのアンバランス:
黄体形成ホルモン(LH) ≧ 卵胞刺激ホルモン(FSH)
□ 男性ホルモン高値
他にも関連するものとして、
・肥満
・インスリン抵抗性(インスリンへの反応性が悪い)
があります。
いずれもホルモンバランスに影響を与える要素です。
検査データに現れるところでは、以下のいずれかに該当するようです。
□ 脳下垂体ホルモンのアンバランス:
黄体形成ホルモン(LH) ≧ 卵胞刺激ホルモン(FSH)
□ 男性ホルモン高値
他にも関連するものとして、
・肥満
・インスリン抵抗性(インスリンへの反応性が悪い)
があります。
いずれもホルモンバランスに影響を与える要素です。
治療
○ 妊娠を希望していない場合
→ 子宮内膜がん予防の為に、低容量ピル、黄体ホルモン
○ 妊娠希望の場合
→ 排卵を促す為に、排卵誘発剤、卵巣多孔術(卵巣に穴をあける)
※いずれもPCOSを完治させるものではありません。
● PCOSのリスクを減らす
→ 適正体重に減量、インスリン抵抗性の治療(糖尿病薬)など
→ 子宮内膜がん予防の為に、低容量ピル、黄体ホルモン
○ 妊娠希望の場合
→ 排卵を促す為に、排卵誘発剤、卵巣多孔術(卵巣に穴をあける)
※いずれもPCOSを完治させるものではありません。
● PCOSのリスクを減らす
→ 適正体重に減量、インスリン抵抗性の治療(糖尿病薬)など