症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/01/05 (水)

15年間飲み続けたロキソニン

36歳女性の方。20歳位から頭痛が始まり、仕事がきつい25歳の頃が一番酷くその時は仕事を半年休みずっと横になっていた。締め付けるような、ズッキンズッキンする痛みがこめかみにずっとあり、寝ても痛みで目が覚める。痛みが無い日が無いので、普段はロキソニンを使い、偏頭痛みたいなときは頓服で偏頭痛薬を使い、その日の状態に併せ使い分けているということでした。歯を食いしばって我慢しているほどで、痛みに耐える日々が15年も続いているということは想像を絶する苦しみだったと思います。
こめかみがズキズキは「肝」の頭痛
頭痛にもやはり様々なタイプがあり、こめかみがズキズキする、目の奥からズキズキ痛む、季節の変わり目やストレスで悪化する、といった頭痛は漢方では「肝」という部分の流れが悪くなって起こると考えます。
3か月で劇的な変化
「肝」の巡りを良くする漢方を飲み始めて、1ヶ月目は「気分的なものかもしれないが良い気がする。」とのことでした。
2ヶ月目からは明らかに頭痛が減り、一週間くらいしか頭痛薬を飲まなかった。おなかの張りが減った。
3ヶ月目には、1ヶ月に1回しか薬を飲んでいない!しかも肩こりがあったのが減った。生理痛が減り経血がしっかりでるようになった。
15年来のお悩みだったので、たったの3か月での劇的な変化にご本人はとてもビックリしていました。
体全体が良くなっていくのが漢方の良さです。巡りを良くすることで色々なところで滞っていた気が流れ始め、頭痛はもちろん肩こり・お腹の張り・生理痛がなくなり本当にすっきりと毎日を過ごせるようになりました。薬も飲まなくてもよいため病院にも行かなくなったと大変喜ばれています!