症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/11/16 (火)

春の養生

<春のこころとからだ>でもお伝えしましたが、
季節の変わり目の春は、こころもからだも不安定になりやすい季節です。
また現在は新型コロナウイルスの流行など、どうしても鬱々となりやすい状況が続いていると思います。
春は自律神経のバランスが崩れやすい季節。漢方でいうと、“”というところが大きく関わっています。
ここでは、今の時期とくに頑張っている自律神経系=“肝”の負担を軽減し、こころもからだも元気に過ごせる養生を、いくつかご紹介させていただきますね。

 

早寝早起き

できれば日の出の頃、5時半~6時頃に起き、窓を開けて朝日を浴びて、ゆっくり伸びをしながら深呼吸してみましょう。
朝日を浴びることで一日のエネルギーを補充するとともに、自律神経を整える効果もあります。
またゆっくりと深呼吸をすることで、良い気を全身にめぐらせ、気持ちよく一日をスタートできます。(おすすめの呼吸法「クンバハカ法」
夜は日付が変わる前には眠れるよう、22~23時頃から就寝に向けて心身ゆったりと過ごしましょう。

 

春が旬の食材

からだの中に溜まると湿気と熱を生みやすい赤身の肉類や、冬が旬の根菜類は減らし、葉物野菜や、ふきのとう、タラの芽、菜の花、春菊、セロリ、たけのこ、かぶなどの春のお野菜を摂るようにしてみましょう。
程よい苦味は、精神を落ち着かせたり、不眠にもよいです。
また、からだに溜まった余分な熱・炎症を鎮めてくれるので、とくに花粉症や肌荒れでお悩みの方にもおすすめです。
逆に、お酒や辛いもの、揚げ物などの摂りすぎは症状を悪化させやすいので控えめにしましょう。

たんぱく質を摂るなら、豆類や魚介類がおすすめです。特に春は、はまぐりやあさり、鯛や鰹が旬で美味しくいただけます。

イライラしがちな方には、紫蘇やパセリ、ローズマリーなど香りの良い香草・香味野菜や、レモン、みかんなどの柑橘類が、気のめぐりを良くしてくれるのでおすすめです。
柑橘類の酸味は“肝”の働きも助けてくれます。

ただしいずれの食材も、食べすぎには気をつけましょう。

ウォーキング、ヨガ、ストレッチ

激しいものよりも、ゆったりとした動きをすることで、より気血のめぐりが整います。
ラジオ体操も、簡単に全身を動かすことができるのでおすすめです。

“あるがまま”認める

イライラしたり、落ち込んだり、気分が浮き沈みするときは、「ま、いっか」「そんなこともあるさ」と、そのままの自分を認めてあげましょう。
考えすぎると気が滞りやすくなります。
春は動かすことが元気の秘訣。
少しでも体を動かしてあげると、気がめぐり始めて、心もスッキリと晴れやかになります。
自分の好きなことをしてみたり、ちょっとしたお掃除をするのも良いかもしれません。

 

春は、こころもからだも“のびやかに”過ごすことがポイントです。
全部を完璧にするというよりも、できることを毎日少しずつ、楽しみながら続けるといいですよ!

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