河端孝幸の読む漢方

成長していく鍵

成長していく鍵

人生百年時代。と言われ始めたのは昨年からのようです。最近、人生百年を考えた保険商品も各社から出てきているようです。
60歳で定年と言うのは、もう一昔前の話し。厚生労働省は、少子高齢化が進むと同時に年金給付の問題もあり、厚生年金(報酬比例部分)の60歳支給を、男性は平成25年度より、3年に一度1歳ずつ年齢を上げ、平成37年に65歳支給とし、女性は5年遅れで同様に引き上げ、平成42年に65歳支給とするとしております。現在は、65歳どころか、75歳支給開始とも言われつつあります。厚生労働省は少なくとも、70歳支給としたいとも一部で報道されていたように思います。

日野原重明先生の先見の明

今更ながら、105歳でご逝去なさった日野原先生が言う、75歳で新老人と謳った先見の明には恐れ入るところです。日野原先生が作られた新老人の会のスローガンは、
1. 愛し愛されること
2. 創(はじ)めること
3. 耐えること
と謳っております。自分は年を取ったと感じても、常に前向きに。創(はじ)める事。チャレンジする事。それが大切と日野原先生は教えてくれます。

究める

新老人の会の佐賀支部長でもある弊社会長が書かれた文章には、「みずから考える人になるためには、他の良い事例を参考にしてそれを上回るものを作る事。それが究めることにつながる。究めるためには、他人に決めてもらうのではなく、自分の考えで究める事。究めようとする気持ちを持っている事が大切。」と書かれていました。
他人と違う事、自分が信じた道を進む事。同じことをするのは面白くない。また、同じことをしても、とどのつまりは価格競争に陥る。違ったことをすることが、存在価値につながり、自分としてのアイデンティティを発揮でき得るものになるのであろうと感じます。

好きこそものの上手なれ

自分と言う人間はどこが人より優れているのだろうと考える時、どこも超一流の人たちとは全然かけ離れていると思ってしまいます。秀・優・良・可の評価で言うとだいたいは可。ちょっといいかなと思うものでも、良程度。本気で取り組んで人より優れているものを見いだせて、優秀となります。
そのためには、好きなものを究めていくと言う事に尽きるのであろうと思います。その前に自分がやっている仕事が好きと言う事。いやでも好きになる事。その上で、究めていく事。
「好きこそものの上手なれ」とは、見事に言い当てていると思います。好きだからこそ、究められる。なぜ、なぜ、なぜ、が出てくる。そのなぜを解決する事自身が面白いし楽しい。そうなってくることが匠の世界へとつながるのだろうと思います。
さらには生きがいにもなってくる。人生楽しく。この言葉は私の父が昔言っていた言葉です。いつまでもどのような場面でも、それを楽しむ事。そう願いたいものですね。