症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2024/06/11 (火)

■ 湿気・熱をのぞく

梅雨時期からたまりやすい湿気は、早めに、こまめに、対策を。

体内に湿気・熱を生まない&外へ排泄する。
二刀流で、夏バテ知らずなカラダに!
 
*汗をかく
「暑熱順化」と言われるように、徐々に汗をかいて暑さに慣らしていくことが熱中症対策のひとつ。上手に汗をかいて、身体に熱をこもらせないためのトレーニングです。

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を、ゆっくりペースから少しずつ始めてはいかがでしょうか?難しい方はお散歩入浴などでも◎
汗をかいた後は、しっかり拭き取ってから涼むのがポイント。湿疹や関節痛を防ぎます。
 
*旬の夏野菜を
余分な湿気と熱を一緒に取り除いてくれる食材を存分に。
梅雨の間や、冷えが気になる場合は、温かいスープでどうぞ。

[スイカ、冬瓜、きゅうり、なす、とうもろこし、えんどう豆、枝豆、そら豆、緑豆、レタスなど]
 
*飲酒・脂甘厚味は控えめに
夏はビールと枝豆!BBQ!アイスクリーム!美味しい楽しみがたくさんですね♪

イベントの時だけなら大丈夫ですが、連日口にしていると余分な湿気や熱として体内に溜まり不調の原因に。
アルコール、脂っこいもの、甘味の強いもの、味の濃いものは、時々程々に食べるから美味しい!のです。
 
*空間の除湿を
気温が上がってくると空調の温度設定を下げてしまいがちですが、まずは湿度を確認。

湿度50%程度であれば、室温28℃でも快適に感じると言われています。逆に、温度を下げても湿度が高いと不快に感じるとも。
身体に湿・熱を呼び込まないためには、風を通したり除湿器を使うことで湿気対策を。


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