更新日:2024/05/14 (火)
小さな命が教えてくれること
お休みの日に外へ出かけていると、
赤ちゃんや小さな子どもたちに出会います。
私はまだ出産経験がなく、
以前は、どう接したらいいのか戸惑う気持ちもありました。
そばで泣いている子がいるときは、なんとなくソワソワしてしまったり。
目が合ったときは照れくさくて、ぎこちない笑顔になってしまったり。
しかし、
初めて友人に子どもができて、
小さな赤ちゃんを抱っこさせてもらってからは、
まるで自分の家族が増えたような、
この子を守りたいと思うような、
自分の心が丸くなっていくような、
温かい感覚が湧いてきたのを覚えています。
今では、
泣いている子にも、笑っている子にも、
電車の中で目が合っても、
自然と笑いかけ、手を振っている自分がいます。
大人になると忘れがちですが、
私たちは皆、生まれたときは赤ちゃんでした。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って、
ミルクを飲ませてもらい、
おむつを替えてもらい、
周りの人たちのお陰で、ここまで生きてこられたんだな。
あちこち走り回って迷子になり、
はしゃいで騒いで怒られて、
ケンカしては仲直りを繰り返し、
家族に褒められたら、嬉しくてさらに頑張って、
無邪気で純粋な子どもだったな。
そのように振り返ると、
たとえ血の繋がりのない赤ちゃんや子どもであっても、
この子たちの笑顔がずっと輝いていますように
のびのびと自分らしく成長していけますように
と願わずにはいられません。
さらには、数年後、十数年後に成長した子どもたちとは、
この世の中を築いてく同志にもなります。
そのような未来を想像していると、
心強く、ワクワクする気持ちが湧いてくると同時に、
時代のバトンをちゃんと引き継いでいけるよう、
いま私たちにできることを頑張らないと!という気持ちにもなります。
私たちが今を生きていられるのは、
これまで命を繋いできてくださった、人生の先輩方がいたから。
同じ時代に生まれ、苦楽を共にしてきた仲間がいるから。
そして、さらなる未来へと時代を繋いでいく、新たな仲間たちがいるから。
そのような、綿々とした命やご縁の繋がりをも感じさせられます。
私たちは、その綿々とした繋がりの中に、奇跡的に、そして力強く輝く命のひとつ。
偶然にも同じ時代に生まれた者同士、
力を合わせて、みんなが心地よく住みやすい世の中にしていきたいですね。