日の出を伝える、鳥のさえずり。

パステルカラーの空、
新緑の山並み、
キラキラ青い海。

カーテンをなでる、爽やかな風。

草木や花々が放つ、大地の生きる香り。

窓辺を温める、やわらかな陽射し。

夕風に漂ってくる、今日の晩ごはん。

ほんのり私を照らす、月と星たち。



自然はいつも、

上から温かく見守るように、

下から力強く支えるように、

ふわりと包み込むように、

時には厳しく𠮟咤激励するように、

私たちの暮らしと共に生きています。


季節の移り変わりを教えてくれると同時に、

今日もここから見守っているよ、と応援してくれているようで、

何だかほっと、心が穏やかになります。



自然と私たちが共存する「地球」が誕生したのは、46億年前。

その2億年後に海が誕生し、

35億年前、その海の中に生命が誕生したそうです。

途方もない年月の中で、

自然に抱かれるように生命の営みが紡がれ、

その進化発展の果てに、いま私たちが生きているなんて、すごい奇跡ですよね。

畏怖の念と感謝の気持ちが、じわじわと湧いてきます。



私たちは一人一人、生きているだけですごいし、

大きな自然の恩恵を受けているお陰で、

先祖代々、綿々と命が繋がってきているんだなぁ。



そんな、果てしなく大きな存在を感じていると、

「頑張らなくっちゃ！！」
「ついていかなくちゃ！」
「何かを残さなければ！」

とガチガチに硬くなっていた心がほぐれ、

ふ～っと肩の力が抜けていくような気がします。


と同時に、

私たちが潜在的に持って生まれ、受け継がれてきた生命力が、

さらに輝き出すようにも感じます。



変化の春を頑張って生きている私たち。

たまには感覚をふわ～っと解き放ち、

ただただ自然に抱かれて充電したら、

また元気よく走りだしましょう！