症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/01/11 (火)

胃腸が虚弱な人のにきび

25歳のスラッとした女性
中学生の頃からずっとニキビがひどく、病院で塗り薬をもらって使ったりしていたが、半年経っても全く変わらなかった。最近では、首から背中のあたりにもできるように。。。
仕事をはじめて、体重が7kgほど減少し、胃腸も虚弱で、3食取っても体重が増えない。基本的に下痢傾向。
ニキビは赤く、大きく、顔全体~首・背中にも。
ストレスと胃腸は深い関係
肌を綺麗にしようとするならば、肌を作る血液の状態を良くすることです。
血液は、食べたものから胃腸で作られます。つまり、胃腸の働きが綺麗な血液、綺麗な肌のキーを握っています。
今回も飲んでいただいたのは胃腸のお薬。特に、ストレスから腸のトラブルが起きている時に飲む漢方をお出ししました。
山あり、谷ありの漢方生活
1か月後、下痢の回数は減っている。肌の状態はまだ横ばい。

2か月後、仕事が忙しいこともあり、肌の状態もまだ変わらず。

3か月後、肌の状態が大幅に良くなってきた!

4か月後、例年花粉症の季節は状態が悪かったがこの時期としては、今までで一番良い!

5カ月後、お通じが良くなっている。肌の状態も良い状態が長い。

その後もお仕事がハードでも良い状態をだいたいキープしていたものの、仕事のストレスがピークに達し、肌も最初のような悪い状態に・・・。しかし、1か月ほどで気持ちを切り替えることができ、それと共に肌の調子も改善。

そして漢方を始めて1年。仕事のストレスは変わらないが、リフレッシュを上手に入れることで、気持ちは変わり、肌の状態も良くなっている。食欲も出てきている。食事は自分で作る日がほとんどになりました。

仕事のストレス等々で波があるものの、気持ちの切り替えなど上手にストレスと付き合えるようになってきました。
実際に肌の調子も、昨年よりも今年の方が良い状態であることが嬉しく、また生活面での意識の変化も少しずつ。
漢方だけでなく、こういった心の変化や生活の変化が、大きな後押しになっていると思います。
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