症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/01/06 (木)

水毒によるアトピー性皮膚炎

小さい頃からのアトピー性皮膚炎で、病院治療を繰り返している。
現在は口周り(ひげ剃りで負ける)と、特に両手指、両腕の症状が強く、患部は痒みはないが、赤くて、痛み、熱感があり、乾燥とじゅくじゅくが混在していました。
パソコンや書き物など、手を使う作業が長時間続くと痒くなり、季節では冬場が乾燥するので荒れがひどいとのこと。
次の年には、新しくお仕事も始まるのでその前にちゃんと良くしたいという思いでした。
水滞・水毒
今までを振り返ると、部活をしていた中学生の頃が一番肌の状態が良く、体重も今より20kg近く痩せていたとのこと。
体質を確認すると、暑がり、汗かき(緊張すると手汗・脇汗あり)、水分2L、口渇あり、食欲あり、お小水1日7~8回と、水滞の症状が多くみられました。

中学生の頃のお肌の状態が安定していたのも、毎日の部活動で体を動かすことで、余分な水の滞りがとれていたからと考え、漢方薬は体の水はけを良くして、炎症をとっていく漢方薬を使っていきました。
服用2週間で変化が!
漢方を飲み始めて2週間後、患部のじゅくじゅく感が減ってきて、赤みも落ち着いている。毎日飲んでいたジュースも飲まずに我慢!
1~2ヶ月後には、口渇もなくなってきた。そろそろ乾燥してくる時期、保湿クリームも使いながら維持できている。
4ヶ月経った頃、乾燥はあるが、例年に比べると全然違う。じゅくじゅく感はもうない。傷の範囲も小さくなってきている。

漢方をきちんと飲めていると症状の出かたが違うと実感!症状の辛い冬の時期もひどくならず乗り越えられてほっとしています。
これからの春の時期、代謝も上がり体重も落ちやすい時期なので、運動も取り入れながら更なる症状の改善を目指しています。
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