症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/11/12 (金)

山の粧(よそお)いに温もりを感じて

立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。
今年は10月中旬を過ぎたあたりから急に気温が下がり、体調を崩された方も多いと思います。

気温が下がり始めたということは…そう、紅葉が色づき始めましたね。
私たちの衣は黒・茶・グレーが多くなってくる季節ですが、
山々は赤や黄色など鮮やかな色に衣替え。
その景色に心がじんわり温かくなりますね。 

日照時間が短くなり、気分が沈みやすくなったり、眠気やだるさを感じやすくなったりする方もいらっしゃるかもしれません。
そのような時は、朝でも昼下がりでも、ほんの少しでもお日さまのエネルギーを感じたり、
樹々や草花から、生命力を感じたり、
そして温かい色合いの服を身に着けるのもいいですね。
私はクリーム色のニットが冬のお気に入りです!


寒いからこそ、気づく温もり。
暗いからこそ、気づく明かり。
辛いからこそ、気づく幸せ。

どちらか一方しかないわけではなく、
一方が際立つからこそ、もう一方も見えてくる。
そして、どちらも無くなることはなくて、
だからこそ気づいた時に、ありがたみを感じ喜びが湧いてくる。

今日も自分の心を大切に、温もりや明かり、そして幸せを大切に感じたいですね。
そしてほんの少しでも、その温もりと明かりと幸せを誰かにおすそ分けできたらよりいいですね。
この記事を読んでいる方は、以下の記事も読んでいます