症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2026/09/15 (火)

最近よく聞く「糖化」って何?

「糖化」という言葉、最近耳にすることが増えてきませんか?

「糖のとりすぎと関係があるの?」
「老化と関係するって本当?」

なんとなくイメージはできても、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
糖化は、毎日の食事や生活習慣とも関わる、私たちの体の中で起こっている反応のひとつです。

糖化とは、体内の「糖」が「たんぱく質」などと結びついて「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる物質がつくられる現象です。
AGEsは代謝されにくく、体内に蓄積しやすいことが知られています。

特に、コラーゲンやエラスチンなど、お肌にとって大切なたんぱく質が糖化すると、その構造や働きが変化し、ハリや弾力の低下に関わると考えられています。

また、AGEsの蓄積は、たるみやしわ、黄ぐすみなど、見た目の変化との関係も報告されています。

さらに、研究されているのは、お肌のことだけではありません。
血管や腎臓、眼、骨や髪などとの関係についても研究が進められており、体のさまざまな部分にも影響すると考えられています。

とはいえ、甘いものを一度食べたから、すぐに何かが起こるというものではありません。
糖化は、毎日の食生活や生活習慣、加齢など、さまざまな要因が重なりながら少しずつ進んでいくものです。

ここまで読むと、「甘いものは控えなきゃ」「糖はできるだけとらない方がいいのかな」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、糖は私たちの体や脳を動かすために欠かせない、大切なエネルギー源。
疲れた時に甘いものを口にして、「ほっとした」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

大切なのは、糖を悪者にして怖がることではなく、上手に付き合っていくこと。
好きなものを食べる時には、「食べてしまった」と後悔するのではなく、「おいしいな」と楽しんでいただくことも大切にしたいですね。

他にも糖化と関わる要因として、運動不足、睡眠不足、ストレス、お酒の飲みすぎなども挙げられています。
だからといって、毎日完璧に過ごさなくても大丈夫。

「昨日食べすぎたから、今日は少し軽めにしよう」
「今日は一駅分歩いてみよう」
「今夜は少し早めに休もう」

そんな小さな心がけでも、毎日の過ごし方を見直すきっかけになります。
好きなものを楽しむことも、体をいたわることも、どちらも大切。

「糖化」を怖がるのではなく、自分の体や暮らしを見つめるきっかけのひとつにしてみませんか。

未来の自分のために、今日からできることを、無理なく少しずつ。
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