症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/10/11 (月)

菊芋とは

「菊芋」と聞くと、じゃが芋やさつま芋といった芋類なのかなと想像しがちですが、実はキク科ヒマワリ属の多年草で、その根っこの部分を使用します。
北アメリカ原産で、栄養価が高くインディアンが食べていたとか。非常食や薬用ハーブとして用いられ、日本へは幕末・明治初頭に伝わり、戦後に広く普及したそうです。

生活習慣病が増加している現在では「天然のインスリン」と呼ばれ、再び注目されている植物です。

菊芋の主成分「イヌリン」は水溶性食物繊維のひとつです。
腸内細菌のエサになり善玉菌を増やしたり、血糖値の上昇を緩やかにしたり、脂肪の吸収を抑えたりする働きがあると言われています。
体内でゲル状になるので満腹感を得られたり、食欲中枢に作用して食欲を抑制するホルモンを分泌するなどの働きも報告されています。

イヌリン以外にも、ポリフェノールやビタミンB群、亜鉛、セレン、サポニン、ペクチンや必須アミノ酸など、天然のサプリメントと呼べるほど、栄養素が豊富に含まれています。

菊芋やその関連商品は、道の駅などでも見かけることがあります。
菊芋自体が天然のものなので、見た目は同じでも、含まれているイヌリンの量はどうしても異なります。
そのため、期待する効果にも差が出てしまいます。
ご購入の際には、イヌリンの量がしっかり入っているのか?ということにも注目して選んでいただくとよいと思います。