症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/24 (火)

職業柄、長年悩んだ手荒れ

60歳女性の手荒れ

「いい加減、この手を少しでも良くしたいんです。恥ずかしいし、食べ物を触るから本当に気になって・・・。いろいろ試したんだけど漢方でこういうの治りますか?」と思い切った感じで両手を広げて見せてくださいました。
もともと手は荒れやすいほうだったけど、長年お弁当屋さんでの勤務ですっかり手の荒れがひどくなってしまった。悪くなったら病院へ行って塗り薬をもらっての繰り返し。手のひら、甲、手首の皮膚が赤く硬くなっていて一見あかぎれのような感じで見るからに痛そうな感じの手をされていました。
チクチクして痛いのがすごくいやだし、この手を人に見られるのも本当は恥ずかしいんです。仕事柄どうしてもお湯を使うし、もちろん手袋も使うけどその手袋でまたかぶれてしまうから本当にどうしようもなくて・・・。
と見せてくださったその手は「働くお母さんの頑張っている手」でした。痛みも無く手のあれも気にならないように少しでも気持ちよく仕事をしていただきたい!と心から思いました。

手荒れと職業

飲食業の方や、美容師さんには、手荒れに悩む方が多くいらっしゃいます。あまりにひどい場合、仕事を辞める方もいらっしゃいます。漢方薬と共に外側からのケアとして保湿と保護をどれぐらいしっかりやれるかも、治るためには重要な要素です。

 

長年の悩みが、半年できれいな手に!

漢方薬と仕事中でも頻繁に使える無添加のハンドクリームを一緒に使っていただきました。

1ヶ月で手のひらの赤みは取れ、2ヵ月後には洗剤を素手で使うと荒れたりすることもあるけど手首の赤みもすこしずつ取れてきました。

寒い冬にも悪化することなく、半年をすぎるころにはハンドクリームだけでも大丈夫なほどに。本当にきれいな手になっていました。
お会いするたびにきれいになっていく手と比例してどんどん明るい笑顔と元気になられるご様子が嬉しくて。今ではハンドクリームのみで定期的にご来店されています。今年の冬もハンドクリームで大丈夫!の様です。