更新日:2026/06/20 (土)
「水無月」に考える、からだの「水」の巡らせ方
6月といえば、しとしとと降る雨のイメージ。
二十四節気では、カマキリが生まれ蛍が飛び交う「芒種(ぼうしゅ)」から、
一年で最も昼が長くなる「夏至(げし)」へと向かう、季節の大きな変わり目です。
先日のお休み、外はあいにくの雨でした。
窓からぼんやりと雨景色を眺めていたとき、ふと、ある疑問が湧いてきました。
「6月はこんなに雨が降るのに、なぜ旧暦では『水無月(みなづき)』、つまり水が無い月と書くのだろう?」
気になって調べてみると、そこには先人たちの美しい感性が隠されていました。
実は「無」は「無い」という意味ではなく、古語の「〜の(連体助詞の『な』)」にあたるのだそうです。
つまり、水無月は「水の月」という意味になります。
その背景には、当時の暮らしが深く関わっていました。
旧暦の6月(現在の7月ごろ)は、田んぼに水を引く大切な時期。
日本中の田んぼがなみなみと水で満たされることから、「水の月」と呼ばれるようになったという説があるようです。
雨は田んぼを潤す恵みの雨として感謝していたからこその呼び名。
そう思うと、窓の外の雨音も少し違って聞こえてくるから不思議です。
二十四節気では、カマキリが生まれ蛍が飛び交う「芒種(ぼうしゅ)」から、
一年で最も昼が長くなる「夏至(げし)」へと向かう、季節の大きな変わり目です。
先日のお休み、外はあいにくの雨でした。
窓からぼんやりと雨景色を眺めていたとき、ふと、ある疑問が湧いてきました。
「6月はこんなに雨が降るのに、なぜ旧暦では『水無月(みなづき)』、つまり水が無い月と書くのだろう?」
気になって調べてみると、そこには先人たちの美しい感性が隠されていました。
実は「無」は「無い」という意味ではなく、古語の「〜の(連体助詞の『な』)」にあたるのだそうです。
つまり、水無月は「水の月」という意味になります。
その背景には、当時の暮らしが深く関わっていました。
旧暦の6月(現在の7月ごろ)は、田んぼに水を引く大切な時期。
日本中の田んぼがなみなみと水で満たされることから、「水の月」と呼ばれるようになったという説があるようです。
雨は田んぼを潤す恵みの雨として感謝していたからこその呼び名。
そう思うと、窓の外の雨音も少し違って聞こえてくるから不思議です。

日本中が豊かな水で満たされるこの季節、実は私たちの「からだの中」も水で満たされすぎて、トラブルを起こしがちになります。
東洋医学では、この状態を『水毒(すいどく)』や『水滞(すいたい)』と呼びます。
漢方の世界では、梅雨時の高い湿度を「湿邪(しつじゃ)」という体に悪影響を及ぼす要素として捉えます。まわりの湿気が高すぎると、私たちは体温調節のための汗をうまく外に発散できなくなってしまうのです。
行き場を失った水分は、どんどん体の中に溜まっていきます。
それはまるで、水分をたっぷり吸い込んで重くなったスポンジのよう。
これが、この時期特有の「からだが重だるい」「頭が重痛い」といった不調の正体です。
そんな「からだの余分な水」をすっきりと巡らせるために、すぐにでも出来る簡単なセルフケアをご紹介しますね。
東洋医学では、この状態を『水毒(すいどく)』や『水滞(すいたい)』と呼びます。
漢方の世界では、梅雨時の高い湿度を「湿邪(しつじゃ)」という体に悪影響を及ぼす要素として捉えます。まわりの湿気が高すぎると、私たちは体温調節のための汗をうまく外に発散できなくなってしまうのです。
行き場を失った水分は、どんどん体の中に溜まっていきます。
それはまるで、水分をたっぷり吸い込んで重くなったスポンジのよう。
これが、この時期特有の「からだが重だるい」「頭が重痛い」といった不調の正体です。
そんな「からだの余分な水」をすっきりと巡らせるために、すぐにでも出来る簡単なセルフケアをご紹介しますね。
〇まずは、毎日の食事で「水を出す」工夫。
おすすめは、きゅうりや冬瓜、そして「小豆」や「はと麦茶」。
これらは東洋医学において、体内の湿気を払い、水分代謝を促してくれる心強い味方です。
実は、6月の終わりに食べる京都の伝統菓子「水無月」の上にも小豆が乗っています。
昔の人は、お菓子を通じて理にかなった「食養生」をしていたのですね。
これらは東洋医学において、体内の湿気を払い、水分代謝を促してくれる心強い味方です。
実は、6月の終わりに食べる京都の伝統菓子「水無月」の上にも小豆が乗っています。
昔の人は、お菓子を通じて理にかなった「食養生」をしていたのですね。
〇もう一つは、「お腹を温める」こと。
ジメジメすると冷たい飲み物が恋しくなりますが、胃腸が冷えると水の巡りはさらに滞ってしまいます。
梅雨時こそ、温かいお茶やスープを意識して摂り、お腹の中の水分をしっかり動かしてあげましょう。
梅雨時こそ、温かいお茶やスープを意識して摂り、お腹の中の水分をしっかり動かしてあげましょう。
〇最後に、お食事の際によく噛んで食べること。
胃腸での消化の負担が軽減されて、脾胃虚弱な方は栄養分を吸収しやすくなります。
自然の恵みである雨に感謝しつつ、私たちのからだの中の「水」にも少しだけ耳を傾けてみる。
この「水の月」を心地よく乗り切るために、温かい飲み物でホッと一息つきながら、からだを優しく労ってあげてくださいね。
自然の恵みである雨に感謝しつつ、私たちのからだの中の「水」にも少しだけ耳を傾けてみる。
この「水の月」を心地よく乗り切るために、温かい飲み物でホッと一息つきながら、からだを優しく労ってあげてくださいね。
