症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/10/11 (月)

瘀血(おけつ)が引き起こす肥満・頭痛・首背中の痛み

病院でも治らなかった首から背中の痛み

44歳女性、身長156cm体重57キkgの方で、最初の目的はダイエットでした。

体質を聞いていくと、首や背中の痛みがあり、病院では完治することは無いと言われたとのこと。神経を麻痺させるブロック注射や痛み止めで何とか痛みを和らげている状態でした。

また偏頭痛持ちであり、年に何回か吐いてしまうくらいの頭痛があり、痛み止めはいつも持ち歩いていらっしゃるということでした。

一見ダイエットのこととは関係ないように思えるかもしれませんが、実はダイエットにも大きく関係する体のサインでもあります。一見関係ないことと思われることもお伺いさせていただき、体に合った漢方が分かるとも言えます。

ここで、気になったのは「瘀血」という、血の巡りが滞った状態です。漢方では 不通則痛という考え方がありますが、血が巡っていないからすなわち痛むという状態でした。

何年ぶりか分からないくらい久々に頭痛がない!

瘀血を解消し、痛みをとっていく漢方と、食事のアドバイスをさせていただき、はじめられて10日で体重が1.5キロ落ちました。頭痛に関しては3回/日飲んでいた痛み止めが2回/日になったということですが、まだまだあまり変化がないということでした。

一ヶ月半後、体重はあまり変化が無いというご様子でしたが、痛み止めを飲まなくなったということ。

2ヶ月経ってからは 何年ぶりか分からないくらい久々に頭痛が無いとのことをお話されました。

異病同治と同病異治

このように漢方ではダイエットがきっかけで、別のところも良くなることがあります。

これは、症状を枝葉で見るのではなく、共通の原因を根元から変えていくという漢方の考え方からすると、ある意味当たり前とも言えます。

異病同治:一見異なるように思えることや異なる病(お悩み)が同じ漢方で良い方向に向かう。

同病異治:同じお悩みや症状でも体質によって使う漢方は異なる。

体質にあった漢方でしっかりやっていくと、いろいろなお悩みがすっきりし、人生ほんとうに楽しく明るくなりますね!

是非ご相談下さい。