症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/23 (月)

中学生の不登校と漢方

おばあ様と孫

14歳(中学3年生)のお孫さんを見るに見かねて、おばあ様がお孫さんを連れていらっしゃいました。

学校で嫌なことがあったせいか、中学校1年生の途中から皆と同じ教室に行けなくなり別の教室で授業を受けることに。他の生徒に会わないように登校時間を遅らせたり、遅刻したりの日々。意欲がない、精神的にも乱れている。夜寝るのが遅くて朝サッと自分で起きれない。

1日たりとも飲み忘れたことがない!

漢方を飲み始めていただき、意外だったことはとにかく飲み忘れた事がない。どんなに忙しくても疲れていてもしっかり毎日飲んでいる。おばあ様との絆のおかげ?良くなりたい気持ちが強いから?真意は分かりませんが、何だかジーンと嬉しく思いました。漢方はコツコツ続けるのがコツ!毎日続ける大事さ。当たり前のことを当たり前に続けている気持ちが素晴らしくそれが、人をより良くしてくれると思います。

高校生活は順調に

漢方を始めて2~3か月で夜寝るのが少し早くなり、朝も少しだけ起きれるようになりました。休みの日は時々自分で早く起きることも。

4~5か月経った頃には家族で出かけようとしても一人だけ家にいることこが多かったが、参加するようになった。

6~8か月後には態度も落ち着きが出てきて兄弟に対して思いやりの行動が見られる。久々にあった親戚にも明らかに(良い方に)変わったねと言われるようになる。

約1年後、進学先の事を自分から積極的に話をしたり、宿題の文面から将来に対して前向きな気持ちが伺えるようになる。

そして無事に高校に進学!!2回ほど遅刻したが、毎日自分で何とか朝起きて通学。元々おしゃれだったけど、悩みが出てずっとジャージ姿や暗めのモノトーンの服装だったのが、明るめの色を好むように。お友達も出来てボランティア活動に参加したり、夏休みにバイトしたりなど明るく前向きな行動や発言がみられるようになりました。

思春期の大事な時期、お子様の性格や環境のせいで仕方ないこともあると思いますが、漢方がお手伝いできることもあると思います。これからも、しっかりサポートさせて頂きます。

 

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