症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/23 (月)

極度の貧血・生理痛・冷え症で妊娠できる自信がない

29歳の女性

はじめのご相談は、貧血や生理痛、冷え性、胃腸が弱い、肩こりがあるなどでした。

中高校生の頃より、貧血がひどくて病院で薬をもらっていて、値が戻れば、薬を止めての繰り返し。そして、毎回採血をするのも面倒で足が遠のく。

最近また貧血の症状の立ちくらみが出始めて、せっかく休みの日でお買い物に出かけても、気分が悪くなり、耳も詰まったりしてすぐに帰宅することが多くて休みも満喫できない状態でした。

4か月で自分の体に自信が持てるように

漢方は気、血、水、を巡らせるものを飲んでいただき、

1か月目で生理痛や肩こりがひどくて困ることはなくなり、3か月目には、生理痛は鎮痛剤を飲まなくてもよくなり、生理の量も増えてきたと喜んでありました。4か月目にはすっかり生理痛や貧血の症状が楽になりました。

そして、この頃「実は・・・・赤ちゃんが欲しいと考えて2年目になるところなんですよ。」とのこと。

初めに相談に来たときは、色々な症状があり赤ちゃんが授かりにくいのではと思っていたが、最近は身体にも自信が持てるようになり、自然妊娠したい。と、心の内を話して頂きました。

そこから、血を増やして身体を温めていくような漢方へと変えていきました。

基礎体温を測るようになり、35度台になることもなく、胃腸の調子もよく、たまに耳が詰まったり、寒いと少し足が冷えたりはありましたが、1年ほど漢方を続けて飲んでいただきました。

そしてついに、生理が遅れ、高温期が続き、妊娠が判明!

自信を取り戻して全てが良い方向へ

妊娠中も耳のつまりや一時的に甲状腺の値が下がったりなど、体調の変化はありましたが、出産まで漢方を飲まれ、ただでさえ貧血になりやすい妊娠中も貧血はなく、無事出産されました。

妊娠を望んでいるけれど、授からず、自分の身体に悪い所があるからだと自信を無くしかけている方もいらっしゃると思います。

自らの持っている色々な力を信じることが「自信」。それに気づき取り戻すことで、身体をよくしたり赤ちゃんを授かったりと良い方向に進むものだと思います。

 

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