症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2024/09/17 (火)

[予防・進行抑制のための養生]

 
[中医学的に考えられる要因]を解消し、認知症を予防、進行を緩和する過ごし方をチェック!

脳と心を元気にするものばかりなので、勉強や仕事で頭を使ったり人間関係で心を使ったりと、脳が疲れやすい方にもオススメ♪
できそうなものから取り入れてみてくださいね。
 
☆心を元気にする習慣
気のめぐりを整え、ストレス解消や脳機能の改善にも。

趣味・会話を楽しむ。
一日一笑
少欲、今に幸せを見出す。
テレビやSNSはほどほどに。
 嫌な事を見聞きし過ぎない。
五感を使って、太陽、風、川、海、草木花、虫、動物など自然を感じる
本や新聞を読む、音楽や絵画など芸術に触れる。
 ⇒感じたこと、感動したことなどを書き留めたり、人と共有したりする。
 
☆脳を元気にする習慣
腎を補い、気血のめぐりを改善し、脳の老化を予防。

会話を増やす。(一人時間が多い方)
利き手と反対の手で歯を磨く。
髪の毛をとかす、頭皮を刺激する
よく噛んで食べる。
買い物、料理、掃除など段取りが必要な家事をする。(やってもらうことが多い方)
少食少飲多動
早寝早起き
 
☆心も脳も元気にする食事
胃腸を元気にし、脳の栄養を補い、脳疲労や老化を予防。

玄米や雑穀米、そば、ライ麦パンなど、
 色のついた主食を。
旬の野菜や緑黄色野菜、キノコ、海藻類を
 たっぷり 350g以上/日
肉より魚や大豆製品多めで、
 タンパク質もしっかり 60g/日
青魚やクルミ、ピーカンナッツ、えごま油などの
 良質な脂質
脳と繋がる腸の環境を整える発酵食品は毎日継続。
血をドロドロにする甘いお菓子や揚げ物は控えめに。
 
☆心も脳も元気にする運動
腎を補い、気血のめぐりを整え、ストレス解消・脳機能改善に。

足腰を使う
…かかと落とし、もも上げ、スクワット、散歩、ウォーキングなど

楽しく続ける
…足踏みしながら両手でジャンケン、ラジオ体操、テニスなど




[参考資料]
『いかに弁証論治するか【続篇】』東洋学術出版社
『認知症にならない29の習慣』鎌田實 著
『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』鎌田實 著