「漢方で健康!」~赤ちゃんがほしい~
- NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
- 毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
- 「赤ちゃんがほしい」2016/8/10放送分
牟田さん)おはようございます。明日は「山の日」ですね!佐賀には自然がたくさんありますから、これを機に天然の涼スポットへ出かけてみてはいかがでしょうか?早速ですが、今日のテーマを教えてください。
千代樵)はい、今日のテーマは「不妊症」です。
阿部さん)晩婚化が進み、不妊症で悩む方はとても多いそうですね。
千代樵)はい、漢方みず堂でも「赤ちゃんが欲しい」と言われてくる方が非常に多く、ご夫婦一緒に来られることもあります。
阿部さん)ということは、漢方で妊娠しやすい体づくりができるということですよね?
千代樵)そうですね、漢方は体本来の機能を高めていくことで、妊娠しやすい体へ導きます。
牟田さん)その例をご紹介いただけますか?
千代樵)はい、30代前半のご夫婦の例をひとつご紹介します。このご夫婦は結婚3年目で、ご主人に少し精子の運動数が少ないことが見られるもののその他問題はありませんでした。一方、奥様は生理不順で生理時の血液量に差があり、生理痛も激しいとのことでした。
阿部さん)この場合はどういった漢方を処方されたのですか?
千代樵)はい。奥様の滞った血を改善する効果が期待できる漢方として「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や「甲字湯(こうじとう)」などをお勧めいたしました。
牟田さん)経過はどのように進んでいったのでしょう?
千代樵)はい、漢方を服用されて1か月後、奥様は生理の1日目に激しい出血がありましたが、2日目以降は出血の量も普通になり痛みもなくなってきたそうです。
阿部さん)1カ月でいい傾向がみられてきたわけですね!
千代樵)はい、漢方の考え方からするとこのような状態は奥様の体の中の古い血が出たということですので、大変いい傾向でした。その後も奥様の体調はいい方に向かい、漢方服用を始めて6か月目に妊娠されました。
牟田さん)よかったですね!
千代樵)はい、ずっと辛い思いをされていましたが、あきらめずに続けてられたことがよかったと思います。
阿部さん)妊娠がわかったら漢方の服用はやめてもいいのでしょうか?
千代樵)いえ、漢方の服用は続けて頂くことをお勧めしますが、妊娠されるまでの妊娠後はまったく違う漢方を使うので注意が必要です。
牟田さん)違う漢方??
千代樵)はい、妊娠される前は「血液の流れをよくする漢方」が主体ですが、妊娠後は「血液を補う漢方」が主体となります。
阿部さん)なるほど、そういった違いわからないので、プロに相談したほうがいいですね!
千代樵)ぜひそれがいいですね!それと、漢方ノートというサイトに漢方を飲まれた方の妊娠体験談をたくさん紹介していますのでぜひご覧ください。
300回を超える長寿番組です!ありがとうございます!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)