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「みず堂のなるほど漢方塾」~熱中症~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前11時45分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「熱中症」2016/7/24放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生よろしくお願いします。


河端・福田)よろしくお願いします。


中嶋さん)先週は体がだるいというテーマでしたが、特に胃腸を整えることが体のだるさをとるには大切ということでしたね。


河端)そうですね、ドリンク剤などで一時的にしのいでいる方には、ぜひしっかり体の中から元気になる漢方をおすすめします。


中嶋さん)今日は熱中症についてですね。熱中症で救急搬送された人数の高齢者の占める割合が、昨年は初めて50%を超えたということで、特に高齢者は熱中症になりやすいんですね?


河端)その通りで、理由は簡単で体の水分量が年齢共に低下するからです。水たまりでも、小さい水たまりはすぐに渇きますよね?それと同じです。


中嶋さん)なるほど、こまめに水分を摂る、冷房や扇風機を上手に使うことが大切ですね。


福田)はい、熱中症になってしまった場合は漢方どころではありませんが、熱中症を予防するには漢方が大変有効です。


中嶋さん)熱中症になりにくい体質に改善できるということですか?


河端)その通りで、夏バテなどに大変有名な清暑益気湯という漢方があります。この漢方は、気陰両虚と言って、元気の気と体の潤いが失われている状態に使う漢方です。


福田)体がだるい、微熱が出る、尿量減少、食欲不振などがある場合に使われます。


中嶋さん)夏はだるい、食欲がないという方、結構いらっしゃいますよね。


河端)私の担当している最高齢の方は90歳ですが、先日も調子を崩され、まさにこの清暑益気湯ですぐに元気になられました。やはりちょっとしたことで熱が出たり、血圧が上がったりしやすいですね。


中嶋さん)私も両親高齢なので、やはり心配ですね。いつでも河端先生に相談できるというのは、心強いでしょうね!他にも熱中症予防の漢方はやっぱりたくさんあるんですか?


福田)熱中症予防には胃腸を整えることがポイントになります。下痢をしやすければ胃苓湯、胃腸風邪の時にはかっ香正気散という漢方があります。ご自分の体質に合ったもの飲むことが大切です。


河端)また、汗をかきやすい方も要注意です。特に高齢者は漢方では盗汗と言いますが、寝汗をかきやすくなります。寝ている間に熱中症になる方も結構いらっしゃいます。寝汗は身体が消耗しているから出る汗で、補陰剤と言われる漢方で改善できます。


中嶋さん)なるほど、胃腸を整えたり、寝汗を改善したりすることで熱中症予防になるんですね。体質が分かればご家族からのご相談でも大丈夫だそうです。ぜひご相談ください。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
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