漢方よもやま話

  • 「みず堂のなるほど漢方塾」~アトピー性皮膚炎~
  • YOMOYAMA > 
  • TOP > 

「みず堂のなるほど漢方塾」~アトピー性皮膚炎~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前11時45分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。※今回分だけはマラソン中継のため、金曜日に放送いたしました。
「アトピー性皮膚炎」2016/3/6

中嶋さん)河端先生、あかね先生よろしくお願いします。


河端・福田)よろしくお願いします。


中嶋さん)このなるほど漢方塾も、始まって間もなく3年が経ちますが、毎年春はアレルギーやアトピーのお話をされますよね?


河端)これから春先にかけては、アトピーやアレルギーが悪化しやすい季節です。冬の間じっと寒さに耐えていた草木も、ぶわっと芽吹くように、人間の体も冬の間に貯めていたものを、ぶわっと出す季節です。


福田)春の山菜であるタラの芽やふきのとうはほろ苦いですよね?実はあの苦味には体の毒素を出す、デトックスの働きがあります。春の食べ物もやはり体に溜まったものを出すものが多く、自然は良くできていますね。


中嶋さん)なるほど、春はデトックスの季節ということですね。悪いものを出していると考えると、無理に症状を抑えるのも良くなさそうですよね?


河端)その通りですね。漢方薬の場合、悪いものを出してよくする、発表剤というものがあります。一時的に悪化するように見えますが、その後、すっと良くなります。


中嶋さん)悪いものを出してしまって良くするというのは、理にかなっていますね。


福田)そうですね!あともう一つ春に悪化しやすい原因は季節の変わり目ということもあります。特に春は日本では新生活の季節です。気温の変化、環境の変化と、体と心に大変ストレスがかかりやすい時期です。


中嶋さん)よく分かります。なんだかソワソワと落ち着かない季節ですよね。ストレスはアトピー性皮膚炎にも関係するんですね?


河端)非常に密接な関係があります。ストレスが関係する病気には、柴胡剤といわれる漢方薬を使います。アトピー性皮膚炎で良く使う、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯などには、やはり柴胡が入っていて、ストレスに対抗できるような体質に改善していきます。


中嶋さん)なるほど。やはりそうやって症状を抑えるだけでなく根本的な体質改善ができるというのは、漢方の最大の魅力ですよね。漢方薬はやはり体質によって色々あるのですか?


河端)代表的な漢方ですが、タイプ別に話すと、血熱型といって痒みや赤みや熱感があるような場合は、荊芥連翹湯という漢方が主に使われ、逆に血虚型といって、皮膚がカサカサ乾燥してかゆみが強いタイプの方には当帰飲子と言う漢方、水滞と言って、むくみや冷えなどがあり痒いタイプには茵陳五苓散という漢方が主にが使われます。


福田)お子さんのアトピーには柴胡清肝湯が有名です。スキンケア用品も充実していますので是非ご相談ください。


中嶋さん)やはり、専門の方に相談して、自分の症状体質に合った漢方薬を飲むことが大切ということですね。


河端)その通りですね。そして人も自然界の一部なので、当然季節の影響を受けます。自分の体とじっくり向き合い、季節に応じた対処をしていくといいですね。


中嶋さん)そうですね!私も春はデトックスを意識したいと思います。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。