漢方よもやま話

3月の旬の食材(2016)

カテゴリー:食養生
3月の食養生
春は気温が上がり、人間の身体も活発な新陳代謝を初め、新しい細胞形成のに向けて動き出します。その働きを コントロールする源が肝臓です。肝機能を高め、潤し、「気、血」の巡りを活性化してくれるものをとりましょう。
3月の旬の食材と薬膳解説

クレソン:寒性


全身の血をめぐらせる作用があり、疲れや肩こり、神経痛に効果があります。水分の偏りを治すために、全身のむくみを解消する効果が期待でき、肌荒れやシミなど肌のトラブルにも効果的です。体を冷やす性質もあり、特に猛暑の夏バテを予防するために食べることで、栄養素以上の価値を発揮します。


しいたけ:平性


血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧を予防します。骨を丈夫にし、カルシウムを含む食品と一緒に摂ることで、骨粗しょう症予防効果が期待できます。食物繊維が豊富で、腸の働きを活発にします。免疫力を高める効果があり、がん細胞の増殖を抑制する効果が期待できます。


にら:温性


β-カロテンやビタミンA、ビタミンC、食物繊維、カルシウム、リン、鉄などのミネラルが豊富で、カリウムや骨の健康維持に役立つビタミンK、造血作用のある葉酸やクロロフィルも含んでいます。血液の巡りを改善する作用があり、シミにもよいとされています。


ひじき:寒性


カルシウム、鉄分、リン、カリウム、ヨウ素、マグネシウム、カロテン、食物繊維等を含みます。カルシウムとマグネシウムがバランスよく含まれており、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症の予防に役立ち、さらに中枢神経を鎮めてイライラを和らげる働きがあります。


いちご:平性


果実の中では最も多くビタミンCを含み、鉄も多く含まれているので、貧血を改善する効果があり、美肌にしてくれます。食物繊維のひとつ、ペクチンの含有量も多く、ペクチンは血液中のコレステロールを下げ、善玉コレステロールを増加させて動脈硬化、高血圧の予防・改善に役立ちます。


※体を温める性質のものを「温性」、どちらでもないものを「平性」、体を冷やす性質のものを「寒性」と表記しています。


 


この記事は漢方みず堂暦2016年3月号に掲載されたものです。
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