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「漢方で健康!」~鼻炎・後鼻漏~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「鼻炎・後鼻漏」2016/2/10放送分

牟田さん)おはようございます。ここのところ、暖かくなったり急に冷え込んだりと、気温の変化が大きいですね、インフルエンザにも注意が必要な時期です。体調管理に十分注意しましょう。早速ですが、本日のテーマは何でしょうか?


千代樵)はい、毎年春になると花粉症などのアレルギー性の鼻炎に悩む方が増えます。今日は「鼻炎」のなかでも特に「後鼻漏(こうびろう)」についてお話ししたいと思います。


戸塚さん)「後鼻漏(こうびろう)」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、どのような症状なのでしょうか?


千代樵)はい、「後鼻漏(こうびろう)」とは、蓄膿症やアレルギー性鼻炎、風邪などに伴う細菌性鼻炎が原因で、鼻水が過剰に分泌され、その鼻水が喉の方へまわって落ちてゆく症状を言います。


牟田さん)具体的にはどのような自覚症状が出るのですか?


千代樵)そうですね、鼻水やネバネバ、ドロッとした痰のようなものが喉から気管にという不快感を感じる方や鼻が詰まることで頭が重たいと言った、だるさや頭痛、眩暈などの不調を感じるという方もいらっしゃいます。


戸塚さん)それは、辛いですね。。


千代樵)はい、またこう言った症状を感じながらも「後鼻漏(こうびろう)」によるもの、ということに気がつかない方は多いようです。


戸塚さん)その原因はどのようなものなんでしょうか?


千代樵)漢方では、鼻炎を起こす大きな原因のひとつとして、胃腸の働きが弱まることによる、からだの中の過剰な水分とされています。胃腸が弱まると、その影響が肺に表れて、肺の機能である全身への気と水の循環のバランスが崩れて、体の生理機能に影響を与え、鼻や喉の防御力も低下すると考えられます。


牟田さん)「後鼻漏(こうびろう)」は、それが顕著に表れた状態と考えていいのでしょうか?


千代樵)そうですね。そして、そういった胃腸の働きが弱まっている場合には、補中益気湯、六君子湯などの漢方で症状を和らげます。また、ただし患者さんの体質や症状別によって使用する漢方は異なります。


戸塚さん)具体的に教えて頂けますか?


千代樵) はい、例えば、水っぽい鼻みずが多いという症状には、苓甘姜味辛夏仁湯や小青竜湯、麻黄附子細辛湯などをお勧めしています。


牟田さん)鼻の通りが悪い時は、黄色い鼻水がでますよね・・そういった症状の場合はいかがでしょうか?


千代樵)はい、黄色い鼻水や痰が多いという症状には、葛根湯加川キュウ辛夷、小柴胡湯加桔梗石膏などをお勧めしています。

        

戸塚さん)「後鼻漏(こうびろう)」という症状の改善において、漢方の服用の他に生活の中で心がけるべきことはありますか?

        

千代樵)そうですね、体や胃腸を冷やす食べ物はなるべく控えた方がよいですね、そして、適度な運動や入浴などで、少しでもいいですから汗をかくように心がけて下さい。

        

戸塚さん)わかりました!


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
300回を超える長寿番組です!ありがとうございます!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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