漢方よもやま話

『笑いは心の栄養』

カテゴリー:漢方コラム
漢方コラム
漢方みず堂の漢方専門相談員が漢方にまつわるお話をしています。
それぞれの個性あるコラムをどうぞお楽しみください。
『笑いは心の栄養』

新しい年の始まりです。昨年もいろいろなことがありました。


一月は気持ちを切り替えて新たに今年こそはと目標を立てたり、新しく何か挑戦しようと計画を立てたりと今年1年をどのように過ごすか決める最も適した月ですね。


今年一年どういう気持ちで過ごすか、私の場合は、どんな時も気持ちを前向きに笑いのあふれる年にしたいと考えています。


というのも笑いは心の栄養だと思っているからです。


落ち込んで気持ちが沈んでいるときに、家族や友達と励ましの言葉ももちろんですが、私にとって会話の中での笑いが何より気持ちを元気にさせてくれるものでした。


笑うことで心がすっと楽になり、「嫌なことばかりじゃない、次はきっと良いことがある」と思考が前向きになり元気が出てくるという経験が何度もありました。


笑いがもたらす作用で調べると、笑いは「喜び」の感情とつながる副交感神経反射の働きがあるそうです。つまり、ストレスで交感神経が優位になっているときでも、笑いによって副交感神経が優位になる状態を起こすことができるそうです。


その事で血行を促進して、筋肉の緊張を緩め、心もリラックスさせ、さらに免疫力まで上げてくれるとありました。


笑うことは、漢方的な視点で考えると、気持ちがほぐれることで体を動かすエネルギーである「気」の巡りが良くなり、気につられて血や水の巡りも良くなり、体のバランスも整っていくと考える事ができます。


現在、漢方薬を服用中の方も、意識的に笑う効果を合わせるとより元気も出て快方に向かっていきやすいので、是非お勧めです。


大切な事は、笑う元気がなくても無理にでも声にだして笑ってみる、と言うことです。おかしくなくても笑ってみる!それも元気になる方法です。


嫌なことがあった時、ふと鏡を見ると暗く沈んだ表情をしていると思います。


でもそんな時も私は鏡の前でおかしくなくても笑うようにしています。落ち込んだ暗い自分の姿より、楽しそうな自分の姿をみることで気持ちも和んでいきます。


東洋医学では、心身一如という言葉があります。心と体は一つの如し、と言われるくらいお互いに関連が強いという事です。体の元気がない時こそ、声にだして笑ってみる。すると「気」が巡り出し、自然に心も元気が出てきます。


病は気から、健康は笑いから。どんなことがあっても1日1回は「笑う」と決めるのも今年1年健康に過ごす秘訣ですよね。


(原田 真奈美)


このコラムは漢方みず堂暦2016年1月号に掲載されたものです。
漢方みず堂暦は毎月1日に発し、漢方みず堂各店舗にて無料で配布しております。
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。