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「漢方で健康!」~神経痛・坐骨神経痛~

NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」
毎週水曜日午前10時10分ごろからお送りしている「漢方で健康!」の内容を一部改訂して掲載しています。
「神経痛・坐骨神経痛」2015/11/18放送分

牟田さん)おはようございます。「七・五・三」の季節になりました。子供たちの健やかな成長を祝う日ですね。「七・五・三」といえば「千歳飴」。この独特の形には意味があるそうで、子ども達の長寿に願いを込めて、細長~い形になっているそうですよ。千代樵さん、今日のテーマは何でしょうか?


千代樵)今日は「痛み」をテーマに、冬の寒い時期に痛みが強くなるといわれている「神経痛」と「坐骨神経痛」についてお話をしたいと思います。


戸塚さん)特に中高年の方に多い症状だと思いますが、漢方ではこの「神経痛」と「坐骨神経痛」の起こるメカニズムを、どのように考えるのでしょうか?


千代樵)漢方では神経痛などの痛みを総称して「痺証(ひしょう)」と呼びます。


牟田さん)「痺証(ひしょう)」・・ですか?       


千代樵)はい。この言葉には「詰まって通じない」という意味があります。体の中で「気」と「血」が、「湿気」と「冷え」などの原因でつまって通じなくなった時にそれが「痛み」となって現れているのです。


戸塚さん)寒い日や、雨の日に痛みを訴える方が増えるはこの為だったんですね。


千代樵)はい。「神経痛」は、「気」と「血」が詰まることで体の水分バランスが崩れてしまい関節に痛みが現れているので、水分バランスを整えるような漢方を使用して改善を試みます。


牟田さん)具体的には何という漢方を使用するんですか? 


千代樵)関節痛に用いられる代表的な漢方は、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)、ヨク苡仁湯(よくいにんとう)、麻杏ヨク甘湯(まきょうよくかんとう)などがあります。


戸塚さん)もうひとつのテーマである「坐骨神経痛」とは、どのような症状が出る病気なのでしょうか?


千代樵)腰やお尻、太ももにかけて、痺れたり、ピリッと鋭い痛みがある病気です。そのまま放置しておくと、歩く事が困難になったり、排泄がうまくできなくなったりしてしまいます。


戸塚さん)それは大変辛いですね・・


千代樵)はい。原因はぎっくり腰や椎間板ヘルニアの影響が挙げられます。 


牟田さん)改善するにはどのような方法が考えられますか?


千代樵)はい、筋肉をほぐして緊張を解くストレッチなどを日常的に行う事が効果的ですが、あまりにも痛みが酷く、ストレッチが出来ない時やクセになってしまっている場合は漢方で改善を試みます。


戸塚さん)なるほど。どのような漢方を使用するのか、ぜひ知りたいですね~ 


千代樵)例えば、冷えやむくみがひどい場合には、「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」などを用います。これは、老化などによる衰えに大きな効果を発揮します。


牟田さん)なるほど、漢方はその方の体質や症状によって使用するものが異なりますよね。


千代樵)はい。ですから例えば、顔色が優れず血行不良の方には血行を促し、貧血の改善にも効果が期待できる「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」を用いて、体を温めながら痛みを和らげる場合もあります。


戸塚さん)わかりました。まずは、カウンセリングで症状をしっかりお話し頂き、体質に合う漢方を見つけることが大切ですね。


NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」では毎週様々なテーマに添って代表取締役河端と漢方専門相談員の千代樵が、パーソナリティのよしのがり牟田さん・戸塚さんと共に分かりやすく漢方のお話をしています!
まもなく300回を超えるご長寿番組です!(佐賀・有田・唐津1458kHz 伊万里1116kHz)
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