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11月の旬の食材(2015)

カテゴリー:食養生
11月の食養生
11月は乾燥も寒さも益々増し、それにつれて風邪のウイルスが勢力を増してきます。鼻や喉の粘膜を丈夫にするビタミンA、免疫細胞の働きを高めるビタミンC、E、亜鉛などをはじめ、体づくりに大切なタンパク質、脂質もバランスよく摂りましょう。
11月の旬の食材と薬膳解説

ながいも:平性


春と秋の2度の旬がある長芋。秋物はみずみずしく皮が薄いのが特徴です。特有のねばねば成分ムチンは胃の保護やお通じ改善、新陳代謝アップ、血糖値を下げるなど、様々な良い働きを持ちます。多くの酵素が含まれるため、栄養を効率よく吸収でき、体力をつけたい場合などにおすすめの食材です。


まいたけ:平性


独特の香りと歯ごたえを持ち、炒め物、揚げ物、煮物など様々な料理に合います。免疫力を高めることで注目されているβグルカンを含み、これは水溶性のため煮汁も摂ると効果的です。栄養分と食物繊維が豊富で低カロリー、生活習慣病予防にも積極的にとりたい食材です。


かぶ:温性


根の部分には炭水化物の消化を助ける酵素が含まれます。煮物も胃腸に優しく美味しいですが、食べすぎ・胃もたれには酵素を生きたまま摂れる生食がおすすめです。ビタミン・ミネラルがぎっしり詰まった葉は、さっと炒めて食べると豊富なβカロテンを効率よく摂れます。


ししゃも:平性


頭から丸ごと食べることができるので、血液をさらさらにしたり脳の働きを向上させるEPAやDHAをはじめ、骨を作るカルシウム、神経保護や細胞合成に必要なビタミンB12など、たんぱく質と一緒に栄養をバランスよく摂れます。


柿:寒性


風邪予防、美肌を助けるビタミンCは果物の中でも特に豊富で、乾燥した喉も潤してくれます。渋みの元、タンニンはアルコール分解を助けるため、二日酔い予防にもおすすめです。体を冷やしたり便秘になることがあるため、食べ過ぎには注意してください。


※体を温める性質のものを「温性」、どちらでもないものを「平性」、体を冷やす性質のものを「寒性」と表記しています。


この記事は漢方みず堂暦2015年11月号に掲載されたものです。
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