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『 言霊の秋 』

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『 言霊の秋 』

皆さん、秋といえばどういうイメージですか?


私は夏が終わり何だか少し寂しい気分になります。また、読書の秋、運動の秋、○○の秋など何かを始めたくなる時期かなと思います。


なぜ、四季の中で秋だけ○○の秋と言われるのでしょうか?


恐らく1年を通して気温の上でも過ごしやすい時期で、さらに秋の夜長というのも重なり何かを始めるには条件が整っているからではないでしょうか?


そして、「秋」という言葉を聴くだけで「秋」を想像し、気分が変わる方もいると思います。今日は言葉が持つ意味や力「言霊」(ことだま)についてふれたいと思います。


以前読んだ本の中には「水を凍らせる際に水に言葉をかけると、結晶の形がその言葉に影響される」といった内容で、結晶を作る際に「ありがとう」や「平和」など「よい言葉」をかけると美しい雪花状の結晶ができて、「ばかやろう」や「戦争」など「悪い言葉」をかけると汚い結晶ができる、という内容でした。


人間の体内の約70%が水分です。


純粋な水でない限り水は電気を通すと言われています。耳から入る言葉は脳の神経を伝わり電気信号として体全体に流れるのではと思います。


だから、良い言葉を聴くとうれしくなり、悪い言葉を聴くと悲しくなります。


音楽でも同じことが言えると思います。明るい音楽を聴けば楽しくなり、暗い音楽を聴けばなんだか気持ちが沈みます。


私は気持ちが沈んでいる時は、より前向きになる言葉を見たり使ったりし、マイナスになる言葉を多く発している自分に気づけば前向きな言葉を発する様に修正します。


例えば「大丈夫。大丈夫。きっとうまくいく」など・・・。


自分で言って耳にする。


自分が発した言葉を一番最初に聴くのは自分自身。前向きな言葉は自分を落ち着かせることができたり少しだけ元気にさせてくれます。逆に嫌な言葉は相手だけでなく自分自身を嫌な気持ちにさせます。


東洋学的に気持ちの「気」は体を流れる重要なエネルギー。その「気」を巡らせるには自分の力でも働きかけることができると思います。


家族や身の周りの方へ「感謝」の気持ちを言葉で表し「言霊」を使ってみてはどうでしょうか?


言霊の秋!スタートされませんか?


(吉村 暢夫)


このコラムは漢方みず堂暦2015年10月号に掲載されたものです。
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