漢方よもやま話

  • 「みず堂のなるほど漢方塾」~不眠症~
  • YOMOYAMA > 
  • TOP > 

「みず堂のなるほど漢方塾」~不眠症~

RKB毎日放送「みず堂のなるほど漢方塾」
毎週日曜日「サンデースイングライフ」内にて午前11時45分ごろからお送りしている「みず堂のなるほど漢方塾」の内容を一部改訂して掲載しています。
「不眠症」2015/9/13放送分

中嶋さん)河端先生、あかね先生よろしくお願いします。


河端・福田)よろしくお願いします。


中嶋さん)先週はアトピー性皮膚炎についてでしたが、漢方薬と共にスキンケアや食事のお話も大変勉強になりました。


河端)病気はそもそも心食動休環の乱れで起きます。心はこころ、食は食事、動は運動、休は休養、環は環境です。漢方薬と共に心食動休環を整えることが大切です。


中嶋さん)なるほど~。心食動休環ですね。今日は不眠症について教えてください。


福田)漢方では大きく3つのタイプの不眠があります。まず一番多いのが、なかなか寝付けないという方で身体に熱がこもっているのが原因です。ストレスが多くイライラしたり、試験が近くなって眠れなかったり、いろいろ考えて眠れない場合もこのタイプですね。


河端)特に夏は体に熱がこもりがちなので、さらに寝苦しくなりますね。この場合は黄連解毒湯という熱をとる漢方を飲むと、さっとクールダウンして眠れます。


中嶋さん)そんな頓服のように飲む漢方もあるんですね。


福田)そうですね。黄連解毒湯と根本的な熱がこもる原因を解消する漢方を併用するといいですね。また、2つ目はなかなかぐっすり眠れない、ちょこちょこ目が覚める、夢ばかり見るという場合です。元々不安感の強い方や胃腸が弱く貧血気味の方、動悸がしたり、疲労倦怠感などがある方に多いです。


河端)漢方では眠りに関係するのは心臓の心で、心を安定させる血が不足すると眠りが浅くなると考えます。。代表的なものに加味帰脾湯という気血をしっかり補い眠る力をつける漢方があります。


中嶋さん)なるほど~。眠ることにもパワーがいるということですね。


福田)その通りです。気血が不足する原因は様々ですのでやはりご自分に合った漢方を飲むことが大切です。最後、3つ目は年齢により体全体のエネルギーが衰えて眠れなくなる場合で、朝方早く目が覚めるタイプです。耳鳴りや腰痛、夜間頻尿などがある方に多いです。


河端)年齢と共にイライラしたりするのも、体のエネルギーが衰え、熱を冷ますことができないからです。代表的なものに清心蓮子飲という漢方があります。しっかり漢方で言う腎を補うことで、不眠はもちろん老化現象も穏やかにすることができます。


中嶋さん)不眠と言っても様々で、自分の合ったものを飲むことで体全体が元気になって色々な症状が良くなっていくということですよね。


福田)その通りですね。根本的な原因を改善するのが漢方です。どんどん睡眠薬が増えている方や、西洋薬で体がだるくなったりする方はぜひ一度ご相談ください。


RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」では代表取締役河端と漢方専門相談員福田茜がパーソナリティの中嶋順子さんと分かりやすく漢方のお話をしています。
番組内では“厳しい河端先生”“やさしい茜先生”として月末恒例のリスナーからの質問コーナーでは毎月たくさんの質問をいただいています!(福岡1278kHz 北九州1197kHz 大牟田・行橋1062kHz)
当サイトに掲載している記事・画像等の無断転載はご遠慮ください。